バケギャルズ/毛利大司 感想
admin≫
2009/06/08 07:58:01
2009/06/08 07:58:01
![]() | バケギャルズ (マガジンZコミックス) (2009/03/23) 毛利 大司 |
粗筋:ドSな鬼のお姫様や、貧乏な九尾の狐、腐女子な影女やロリっ娘女郎蜘蛛、アイドルを目指す人魚たちが贈る個性、暴走しまくりの妖怪四コマ登場!!(帯より)
感想:帯の「妖怪あります」の文字で購入。上記以外にもダイダラボッチやぬらりひょん、濡れ女に海坊主など有名なものから方相氏のようにマイナーなもの、(変身美少女戦士の)陰陽師に、鈴鹿御前も登場します。
ちなみに4コマ漫画なのですが、ストーリー漫画を無理やり4コマで構成したように感じました。
いろいろな妖怪が活躍するのは嬉しいのですが、個々のキャラクターの性格が強すぎて、各人が妖怪であるという印象は薄いです。
一応攻撃手段がそれぞれにちなんだもの(九尾なら狐火、影女なら影)になってはいるのですが、合体技や、戦隊ポーズなどが多く、戦隊パロの色が強かったです。
また主人公の遠野八雲が妖怪に好意をもたれることが多いのですが、特に葛藤もなくあっさり惚れてしまうなど、あまり人間と変わりない考え方をしているのも物足りませんでした。
最終話で各キャラの家柄・強さ・美貌を伝承を元に比較するという企画があり、これはちょっとおもしろかったですが、妖怪漫画と考えて読むよりは、複数のヒロインが出てくるコメディ漫画か、戦隊パロ漫画と思って読んだ方が良さそうです。
- 関連記事