うそつきリリィ(0巻)/小村あゆみ 感想
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2011/03/30 23:59:12
2011/03/30 23:59:12
連載前の読み切り2本+連載開始後に描かれた読み切り2本、それに裏話的4コマを加えた「うそリリ」オンリー短編集が発売されました。
うそつきリリィ/小村あゆみ/1~6/マーガレット連載中/女装/男装(一瞬)/学園ラブコメ
収録されているのは
「うそつきリリィ(読切版)」
友人の双子カップル主役の「CLO CLO」
侍少年×剣術少女が主役の「夏吹雪」
苑の悪友・直と苑の出会いを描いた「素直」の4本。
ゼロ巻にふさわしく、読切版以外の3作は「うそつきリリィ」第一話よりも少し前の話になっています。
収録されている4本のうち、女装ヒロインの苑が登場するのは「うそつきリリィ」「素直」2本です。
表紙は男モードですが、中身は相変わらずの女装率でした。
各話粗筋
「うそつきリリィ(読切版)」
粗筋:超好みの美少年に告白されたひなた。ところが彼の正体は女装美少女の篠原苑で!?
読切から連載へ移行する場合、設定が色々と変更されることが多いかと思うのですが、「うそつきリリィ」の場合変更はありません。
若干主人公・ひなたの天然風味の独特の間が少なく感じられたり、苑が連載よりも激しいように感じられましたが、ほとんど同じと言っていいかと思います。
もちろん話の展開、コマ割り、台詞回しは違うので、連載第一話と読み比べてみるのも面白いかと思います。
「CLO CLO」
粗筋:「双子としか付き合わない」。そんなアホな理由で女の子を振りまくるイケメン双子の沢村理央。
そんな彼に天誅を下すため、双子の笑&ニコが立ち上がる!!
ひなたの友人でちょっと不思議な美少女双子の片割れ・橋本笑と、イケメン双子の片割れ・ひねくれものの沢村理央の馴れ初め話です。
後の2作と異なり、読切版「うそリリ」の脇キャラを流用した読切として描かれたこの話は、単体でも楽しめる作品になっています。
双子×双子という設定ですが、作者さんもコメントするほど非常にオーソドックスな内容でした。
内容も可愛くてよかったのですが、「うそリリ」連載で、登場量の割りに双子&恋人のキャラが立っていた理由がわかってよかったです。
「夏吹雪」
粗筋:小町の父の漫画「剣術小町(ヒロイン小町とイケメン剣士小次郎の剣客少女漫画)」に憧れる、幼馴染の少年・小次郎。
漫画のように小町を守りたいと思う小次郎だったがその実力はさっぱりで…。
「うそリリ」最大の謎、常に葉を咥え想いのままに花吹雪を起こす小次郎と、その恋人の剣術少女・小町のラブ未満コメディです。
主人公の小町格好よさとショタ小次郎の可愛さが楽しめる漫画で、小次郎がなぜあんななのかもわかりました。
ですが、小次郎の起こす花吹雪などは結局謎のままでした(笑)
「素直」
粗筋:付き合っていた彼氏持ちの女に振られた直太だったが、入学した高校で美少女に出会う。
しかしその美少女は、女装した男で……。
素直ではない直太の友情?話。ひねくれたキャラが主人公だからか、他の作品と比べて語りのテンションが低めです。
が、その分苑の濃いキャラが輝いていました。病気レベルで女の子を褒め称え、ひなたを追いかける苑。
そんな苑を苛立たしく思い、時には強い言葉をかけてしまう直太。
ひねくれものの直太の想いの描かれたかも良い番外編ですが、何より苑の自重しない病気振りが面白かったです。
どの作品も面白いので、「うそリリ」が好きという方にはもちろん、コミカルで少しだけ泣ける恋愛ものが好きな方にもおすすめです。
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収録されているのは
「うそつきリリィ(読切版)」
友人の双子カップル主役の「CLO CLO」
侍少年×剣術少女が主役の「夏吹雪」
苑の悪友・直と苑の出会いを描いた「素直」の4本。
ゼロ巻にふさわしく、読切版以外の3作は「うそつきリリィ」第一話よりも少し前の話になっています。
収録されている4本のうち、女装ヒロインの苑が登場するのは「うそつきリリィ」「素直」2本です。
表紙は男モードですが、中身は相変わらずの女装率でした。
各話粗筋
「うそつきリリィ(読切版)」
粗筋:超好みの美少年に告白されたひなた。ところが彼の正体は女装美少女の篠原苑で!?
読切から連載へ移行する場合、設定が色々と変更されることが多いかと思うのですが、「うそつきリリィ」の場合変更はありません。
若干主人公・ひなたの天然風味の独特の間が少なく感じられたり、苑が連載よりも激しいように感じられましたが、ほとんど同じと言っていいかと思います。
もちろん話の展開、コマ割り、台詞回しは違うので、連載第一話と読み比べてみるのも面白いかと思います。
「CLO CLO」
粗筋:「双子としか付き合わない」。そんなアホな理由で女の子を振りまくるイケメン双子の沢村理央。
そんな彼に天誅を下すため、双子の笑&ニコが立ち上がる!!
ひなたの友人でちょっと不思議な美少女双子の片割れ・橋本笑と、イケメン双子の片割れ・ひねくれものの沢村理央の馴れ初め話です。
後の2作と異なり、読切版「うそリリ」の脇キャラを流用した読切として描かれたこの話は、単体でも楽しめる作品になっています。
双子×双子という設定ですが、作者さんもコメントするほど非常にオーソドックスな内容でした。
内容も可愛くてよかったのですが、「うそリリ」連載で、登場量の割りに双子&恋人のキャラが立っていた理由がわかってよかったです。
「夏吹雪」
粗筋:小町の父の漫画「剣術小町(ヒロイン小町とイケメン剣士小次郎の剣客少女漫画)」に憧れる、幼馴染の少年・小次郎。
漫画のように小町を守りたいと思う小次郎だったがその実力はさっぱりで…。
「うそリリ」最大の謎、常に葉を咥え想いのままに花吹雪を起こす小次郎と、その恋人の剣術少女・小町のラブ未満コメディです。
主人公の小町格好よさとショタ小次郎の可愛さが楽しめる漫画で、小次郎がなぜあんななのかもわかりました。
ですが、小次郎の起こす花吹雪などは結局謎のままでした(笑)
「素直」
粗筋:付き合っていた彼氏持ちの女に振られた直太だったが、入学した高校で美少女に出会う。
しかしその美少女は、女装した男で……。
素直ではない直太の友情?話。ひねくれたキャラが主人公だからか、他の作品と比べて語りのテンションが低めです。
が、その分苑の濃いキャラが輝いていました。病気レベルで女の子を褒め称え、ひなたを追いかける苑。
そんな苑を苛立たしく思い、時には強い言葉をかけてしまう直太。
ひねくれものの直太の想いの描かれたかも良い番外編ですが、何より苑の自重しない病気振りが面白かったです。
どの作品も面白いので、「うそリリ」が好きという方にはもちろん、コミカルで少しだけ泣ける恋愛ものが好きな方にもおすすめです。
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