乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー(1)/ういらあくる 感想
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2011/02/22 21:41:11
2011/02/22 21:41:11
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新たな男の娘(オトコノコ)の物語が始まる――。
TVアニメにもなった人気PCゲーム「処女はおねえさまに恋してる」と同じ世界を舞台にした続編が、待望のコミック化!
不登校となっていた男の子・妃宮千早は、母親の意向により、お嬢様学校・聖應女学院に女装して通うことになってしまった。はじめは戸惑っていた千早も、女子校のやさしい雰囲気のなか、しだいに笑顔を取り戻すようになっていくが――。
女装ゲームの超人気作「乙女はお姉さまに恋してる」通称おとボク続編のコミカライズ。
私はこのゲームは未プレイなのですが、主人公・千早の可愛らしさ、美しさはもちろん、話自体も楽しく読むことができました。
この物語の主人公・千早は、その容姿(と、おそらく言動)から、学園で孤立してしまった少年。
そんな彼を変えようとする母親によって強制的に名門女子高「聖應女学院」三年生に入学させられることになります。
もともとの容姿と雰囲気、そして「完全な女性」を演じる千早は同じ寮生の男前少女・七々原薫子を始め、クラスの少女や下級生たちを魅了していくのですが・・・というお話です。
メインで登場するのは薫子と周囲に壁を作った百合少女・神近香織理。またヒロインという雰囲気ではありませんが、侍女の度會史(わたらい・ふみ)の出番も多いです。
千早+上記3人以外の少女たちもちょこちょこと登場してはいますが、一巻の時点では顔出し程度に収まっています。
もともとこの漫画を購入した理由の10割が女装少年・千早だったので、千早がかわいくさえあれば良かったのですが、ヒロイン勢も容姿・性格ともによかったです。
容姿・性格がかわいいのはもちろんなのですが、少しずつ見えてくる彼女たちの決して幸せ色ばかりではない背景が、彼女たちの魅力を濃くしていました。
特にこの話の第二主人公ともいえる七々原薫子の、美しい「本当のお嬢様」(ここらへん彼女の物語に深くかかわっていそうですが、一巻ではそれを匂わせるだけで終わります)千早への思いは、少女の同性への憧れとも恋ともつかない曖昧な百合的感覚が描かれていました。
強制女装少年の女子高潜入ものが好きな方にはもちろん、丁寧な少女たちの描写は百合作品が好きな方にもおすすめできるのではないかと思います。
一巻収録内容
第1話 不機嫌なお姫様 町でナンパされる美少女を助ける薫子。そしてその美少女は同じ学校に転校してきて?!
千早の転校の理由と登場人物&背景紹介回。この回が丁寧に描かれているので、ゲームをやっていなくてもすんなり入り込むことができました。
第一話でいきなり千早の全裸with強力偽胸パッドが出ますが、絵が可愛く淡白なせいか、あまりエロスな雰囲気はありませんでした。
第2話 雨の日に 雨の中倒れていた少女を介抱するうち、ふと自分自身の記憶と彼女を重ね…。
センチメンタルな雨の日の一日。ちなみにこの少女柏木優雨もヒロインのようですが、今回はあまり出番がありません。
第3話 本当の顔 女の子とお風呂&女装バレ回。
第4話 私の居場所 女装バレ回続き。3・4話はどちらも神近香織理がメインになっています。
第5話 貴方の中の貴女 初更衣室で初体育。そして全くばれない千早。
特別編 千早さま改革プロジェクト 第1話以前の0回史視点のコメディ短編。
またカバー下には「おとボク」逆ver.もし薫子が男装して男子校に通ったら?の4コマが掲載。
男装薫子が格好良くて良かったです。
余談ですが主人公の妃宮千早はAmazonベストオブ美少女キャラ2010
決定している「乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー」アニメも楽しみです。
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※こちらは男女の双子が入れ替わってそれぞれ女子校・男子校に通うという内容です。
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