WEB連載妖怪漫画:石影妖漫画譚/河合孝典 感想
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2011/02/21 20:57:42
2011/02/21 20:57:42
![]() | 石影妖漫画譚 1 (ヤングジャンプコミックス) (2010/11/19) 河合 孝典 商品詳細を見る |
掲載ページ:http://yj.shueisha.co.jp/web_comic/ayakashi/
現在第一話から五話、とんで二十二から二十八話を掲載中です。
江戸中期。妖怪のみを描く風変わりな絵師・烏山石影のもとには、ミステリアスな相談事や事件が次々持ち込まれる。
「妖怪を実際に見て描く」のが信条の石影は、喜び勇んでその渦中にとび込むのだが…!?
江戸を舞台に、妖しく蠢く妖怪たちに向き合う天才絵師の活躍を描く、大江戸妖怪アクション絵巻!!
新刊コーナーで気になった本。帯にWEB連載中とあったので早速読んできました。
感想ですが、とても面白かったです。
妖怪もので時代物、しかも主人公は妖怪画で高名な鳥山石燕に名を似せた人物・烏山石影(からすやま せきえい)。
下手に雰囲気のある絵なだけに、妖怪描写が弱かったらどうしよう?と不安だったのですが全くの杞憂でした。
主人公である烏山石影は、妖怪画にしか興味がない変人絵師。妖怪を見たさに毛羽毛現の筆で妖を具現化させて戦う青年です。
江戸時代らしい剣術ではなく、彼が操るのは絵に描かれた槍の生えた鼠や鐘を背負った蛙など。
若干怪物テイストであるものの妖怪らしい妖怪たちに対し、石燕の武器は創作の妖(というか動物?)。
筆から生まれた創作の怪物と妖怪の戦いも面白かったです。
しかし現在連載分を見ると、連載化→妖怪おざなりバトルものになっていそうで一抹の不安がありますが、雰囲気のある江戸妖怪物語を読みたい方にはおすすめです。
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