〆切様におゆるしを(1巻)/上田キク 感想
admin≫
2010/11/09 22:02:20
2010/11/09 22:02:20
![]() | 〆切様におゆるしを 1 (ドラゴンコミックスエイジ う 2-1-1) (2010/11/09) 上田 キク 商品詳細を見る |
夏休みの宿題をいつもギリギリにあげていた貴方へ―
〆切に苦しむ新人漫画家・四木サトルの前に、突然美少女が現れた!彼女は、自分を〆切の神だというけれど―。
包丁片手に、〆切とバストの大きさを気にする少女は、幻覚?妄想?はたまた現実?
いつもギリギリの人生を過ごす貴方に捧ぐ、〆切擬人化★ギリギリコメディ!(裏表紙あらすじ)
○キュアの妄想巨乳エロを描いていたらいつの間にか漫画家になっていた四木サトル。
月一本の連載を抱え締め切りの恐怖に追われる彼の前に現れたのはAAカップの〆切女神様!!
というわけで、初っ端から下品な感じの〆切ギャグです。
大胆☆ワガママボディになるため、神器の包丁で四木を脅しては〆切を守らせようとする〆切神・ウスハ。
殺す殺すと脅す割りに、懸命にサトルに仕える姿はツンデレ(というかサツデレ?)の鑑。
神さまなのにサトルに敬語というところも萌えます(〆切神は漫画家に仕える神さまだかららしい)。
ホラーな表情で包丁を振り回すくせに、泣き虫で一途なウスハ。
他のヒロインが漫画家を人間と思っていない横暴編集(眼鏡才女風)や、シスコンドSの黒髪ロング巨乳美少女など、中身に問題がありすぎるヒロインばかりなので余計に可愛さが引き立ちました。
ウスハを初め、擬人化キャラとのちょいエロハプニングあり、神器包丁VS没ネームシールドを使う編集などのくだらないバトルあり、オタネタありと盛りだくさん。
中でもサトルの漫画家ネタは、作者の自虐ネタ的で面白いです。1ページ使った魂の叫びネタは泣けました。
ウスハはもちろん、問題ありまくりの編集と妹も顔だけなら可愛いですし、コンプエースなどの萌え雑誌の押しかけコメディが好きな人にはおすすめだと思います。
擬人化ネタ感想。
この漫画を買った一番の理由は「萌え擬人化ネタが多そう」というものでした。
しかし帯に描かれているほど、漫画道具の擬人化キャラクターは登場しません。
帯には安○先生的なホワイトの精霊、鬱気味ネーム精霊、そしてロリ幼女の丸ペンの精霊が描かれていますが、メインになるのはなぜか全裸おっさんのホワイトの精霊のみ。
美少女丸ペンなどは、一瞬の登場と説明のみで終わります。

こんなに可愛いのに初登場で喀血して終了。勿体無い。
中年なのに厨二病のネームの精霊も(見た目は別として)かなり面白そうな精霊だったのですが、ほとんど出ずに終わってしまいました。
ただ、修羅場の強敵○○欲の神さまや、修羅場の強敵?○欲の神さま(なぜか淫魔っぽい)などは、ちゃんと1話使って活躍してくれたのでそれなりに楽しめました。
ほとんど毎回新しい擬人化キャラが登場していたので2巻以降にも期待です。
関連リンク:富士見書房・〆切様におゆるしを
出版社公式ページで第一話が試し読みできます。
2話以降は「〆切神」という設定になれたせいか、1話ほど勢いは感じられませんでしたが、それでも十分に面白かったです。
その他の上田キク作品感想
〆切様におゆるしを(2巻)/上田キク 感想
キラ☆キラ(全1巻)/上田キク 感想
女装忍者コメディ「真田ハートvブレイド」第一話感想
- 関連記事