はなたま(全1巻)/御形屋はるか 感想
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2010/10/10 19:43:08
2010/10/10 19:43:08
![]() | はなたま (まんがタイムコミックス) (2010/10/07) 御形屋 はるか 商品詳細を見る |
芳文社ホームページで第1話(5ページ)が試し読みできます。
芳文社ホームページ:http://www.manga-time.com/new_1010_2/index.html
つまづいたっていいじゃないか、神さまだって。
居候の女の子は縁結びの神さまでした。
願いを叶える七色の糸が紡ぐかわいいほっこりじんわり響くガールミーツ神さま4コマ♪(「はなたま」帯より)
コミックハイ!連載中の「ぽてまよ」がアニメ化された緒方屋はるかの、ちび神さま4コマ漫画。
趣味もとりえも友達もないないづくしの地味メガネ・春日乃空(かすがのくう)が、大学進学で引越したアパートで出会ったのは、修行中の「結び」の神さまはなたま。
はなたまの御守狛犬・太郎丸&次郎丸までやって来た、少女と神さまのほのぼの4漫画です。
主人公・空は地味で優しい女の子。この漫画では彼女の大学1年から卒業までを描いているのですが、大学生活はほとんどなく、はなたまたちとのゆったりした日常がメインになっています。
はなたまは2頭身のぽてぽてした小さな神さま。
「縁結び」の神さまですが、まだ「結ぶ」のは下手糞な、修行中の神さまです。
彼女といっしょにやってきた狛犬sは黒スーツにサングラスの一見そっくりな怖そうなお兄さん。
はなたまに忠実に使える2人ですが、恋愛対象が犬だったりと妙なところで動物的です。
話の6割はこの4人が中心のほのぼのですが、他にも水を浴びると大きくなるはなたまの妹・みずたまや、はなたまたちのお現役神さまの兄ちゃん2人、ツンデレ女子大生が登場します。
基本的に4人で話が進むこともあって、1話毎の登場人物はそれほど多くはないのですが、誰も彼も妙に味があって寂しいと思うことはありませんでした。
ほんわか4コマ、しかもメガネっ子と2頭身の女の子ということで、どうしても初めは「ぽてまよ」と比べてしまったのですが(2頭身のはなたまが、ぺらぺら喋るのに違和感があったり)、実際読んでみると「まんがタイム」と「コミックHigh」読者層に合わせて随分変えているなあと感じました。
「ぽてまよ」は可愛い絵柄の割りにロリコン・女装・ホモ・百合・シスコン・マザコンけもみみショタとかなりカオスな漫画ですが、こちらはそういったアブノーマル要素はほとんどありません。
その分「ぽてまよ」よりはあっさりしてはいましたが、読後感も爽やかな優しい漫画に仕上がっています。
絵柄も可愛くほんわかした4コマが好きな方におすすめです。
なおカバー下はエピローグになっているので、全部読まれてから見られることをおすすめします。
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