ねこ耳少女の量子論/竹内薫著・松野時緒・漫画 感想
admin≫
2010/10/06 19:53:07
2010/10/06 19:53:07
ねこ耳少女と最新物理。昨今流行の萌えで勉強する×××な漫画です。
失恋の痛手が癒えぬ少年勇希は、なぜか量子のことばかりを話す不思議な美少女あいりと出会う。
しかし、いきなり読者だけに知らされる衝撃的な事実…。なんと、彼女の耳は猫の耳だった。
猫耳美少女と勉強する量子論。表紙も可愛いですが、中身もしっかり可愛いです。
猫耳をリボンで隠している不思議な少女・あいり。
口を開けば量子のことばかりの変わった女の子なのですが、大好きな量子のことを楽しそうに話す姿がとにかく可愛いです。
物理なんてよくわからん!!状態の主人公・勇希を量子の世界へ案内していきます。
既存の学習漫画のイメージから、量子の世界に主人公と美少女がダイブ!!という話かと思ったのですが、実際は喫茶店や電車の中など、ごくごく普通の町中です。
2人でケーキを食べながら話される「量子」は、物理・学習ではあるのですが、あくまでデートの延長という雰囲気。
例え話もケーキに乗ったブルーベリーやシュークリームの皮で、普通に「女の子とおしゃべり」をしているようでした。

「萌え」とあるだけあってあいりちゃんも可愛いです。言動はもちろん可愛いのですか、ふとした瞬間に見せる寂しげな眼差しや、大人びた笑顔に引き込まれました。
個人的な趣味ですが、毎回変わる服装がゴスロリ・ロリータ系が多かったのもポイントが高いです。
「猫耳」というのも単なる萌の一端と思いきや、ちゃんと「猫」であることに意味がありました。

量子論の説明について。
おそらく高校で物理を習った方にはわかりやすい内容かと思います。
イラストを多く使った漫画での説明もわかりやすいですし、各章の終わりには補足として文章での説明が付いています。

「萌え」もありますが、書かれた方の「量子」の世界を知って欲しい!!という気持ちも伝わってくる、量子の入門書としても最適な本だと思います。
私が特に面白かったのは『シュレディンガーの猫』の逸話。
『シュレディンガーの猫』の話自体は
『HAL―Hyper Academic Laboratory/あさりよしとお』の解説や
『さよなら絶望先生/久米田康治』

などの漫画で知ってはいたのですが、どうしてそういった考えが生まれるに至ったかなども説明されていて、とても面白かったです。
ただ、やはり全体的に物理を習ったことがない人間には難しかったです。
序盤で勇希が「波の干渉実験」について話しているのですが、その時点で躓きました。
先の『シュレディンガーの猫』など一部前知識のある部分は分かりやすく面白かったので、物理を高校で学習されている方は、もっと楽しめるかと思います。
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しかし、いきなり読者だけに知らされる衝撃的な事実…。なんと、彼女の耳は猫の耳だった。
猫耳美少女と勉強する量子論。表紙も可愛いですが、中身もしっかり可愛いです。
猫耳をリボンで隠している不思議な少女・あいり。
口を開けば量子のことばかりの変わった女の子なのですが、大好きな量子のことを楽しそうに話す姿がとにかく可愛いです。
物理なんてよくわからん!!状態の主人公・勇希を量子の世界へ案内していきます。
既存の学習漫画のイメージから、量子の世界に主人公と美少女がダイブ!!という話かと思ったのですが、実際は喫茶店や電車の中など、ごくごく普通の町中です。
2人でケーキを食べながら話される「量子」は、物理・学習ではあるのですが、あくまでデートの延長という雰囲気。
例え話もケーキに乗ったブルーベリーやシュークリームの皮で、普通に「女の子とおしゃべり」をしているようでした。

「萌え」とあるだけあってあいりちゃんも可愛いです。言動はもちろん可愛いのですか、ふとした瞬間に見せる寂しげな眼差しや、大人びた笑顔に引き込まれました。
個人的な趣味ですが、毎回変わる服装がゴスロリ・ロリータ系が多かったのもポイントが高いです。
「猫耳」というのも単なる萌の一端と思いきや、ちゃんと「猫」であることに意味がありました。

量子論の説明について。
おそらく高校で物理を習った方にはわかりやすい内容かと思います。
イラストを多く使った漫画での説明もわかりやすいですし、各章の終わりには補足として文章での説明が付いています。

「萌え」もありますが、書かれた方の「量子」の世界を知って欲しい!!という気持ちも伝わってくる、量子の入門書としても最適な本だと思います。
私が特に面白かったのは『シュレディンガーの猫』の逸話。
『シュレディンガーの猫』の話自体は
『HAL―Hyper Academic Laboratory/あさりよしとお』の解説や
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『さよなら絶望先生/久米田康治』
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などの漫画で知ってはいたのですが、どうしてそういった考えが生まれるに至ったかなども説明されていて、とても面白かったです。
ただ、やはり全体的に物理を習ったことがない人間には難しかったです。
序盤で勇希が「波の干渉実験」について話しているのですが、その時点で躓きました。
先の『シュレディンガーの猫』など一部前知識のある部分は分かりやすく面白かったので、物理を高校で学習されている方は、もっと楽しめるかと思います。
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