ジャポニズム47トキメキ大和魂編/青色イリコ 感想
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2010/09/23 00:02:52
2010/09/23 00:02:52
![]() | ジャポニズム47トキメキ大和魂編 (2010/09/10) 青色イリコ 商品詳細を見る |
※表紙は長野・岡山・大阪・長崎・高知ですが、これらの県が特に多く登場するというわけではありません。
WEBクロフネで1巻1~5話の試し読みが出来ます:http://www.kurofunezero.jp/webcomic/attention/japonism47.html
あなたは地元を愛してますか? 考えたことなかったって? きっと気がついてないのですね 地元はすでにあなたの一部だってこと 今こそ郷土愛の時代です! (粗筋?公式ページの文章を引用しています)
日本47都道府県擬人化ギャグ漫画「ジャポニズム47」第2巻。
タイトルには2の文字はありませんが、内容的にも続いていますし2巻と見て問題はないかと。
前回は主役・埼玉を中心に関東・関西中心でしたが、今回は舞台が全国に拡大。
前回1ページ4コマでしか登場しなかった県たちも、しっかり登場しています。
そして最大の変化は、ちゃんとした「県擬人化」漫画になっていたことでした。
前回は破天荒なギャグが多く、地域も偏っていたのですが、今回は各地のトリビアをしっかり押さえ、更に各地の奇祭・ゆるきゃら・珍妙博物館の紹介等々のコラムまで掲載という、ギャグで終わらない漫画に仕上がっています。
反面、1巻の異常なハイテンションはなくなってしまっているのですが、1巻に対する反応を真摯に受け止めたつくりには好感が持てました。
キャラクターも相変わらず個性的で可愛く面白く(1ページですがツインテ派手系妹キャラの男の娘まで登場)、豆知識もギャグも楽しめました。
内容はコラム+各地域毎約12ページのショートコメディ&4コマ1ページの計154ページです。
地域毎で1話という構成になっているため、県の多い地域と少ない地域ではやはり偏りがあります。
極端なところだと甲信越(山梨・長野・新潟)と九州8県がどちらも12ページなので、九州各県の擬人化目当ての人は若干物足りなく感じるかもしれません。
しかし台詞がない県は一つもありませんし、扉には登場する県すべての紹介を補足するなど、どの県のこともしっかり描こうとされているように感じました。
1巻とは随分変わっていましたが、これはこれで面白かったです。
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