サマーウォーズ公式コミックアンソロジー/ツガノガク、ゴツボ×リュウジ他 感想

サマーウォーズ　公式コミックアンソロジー (角川コミックス・エース 290-1) (2010/07/04) ヤングエース編集部 商品詳細を見る

健二が、夏希が、佳主馬が帰ってきた! 映画もコミックも大ヒットしたサマーウォーズの公式アンソロジーが登場!
「夏戦争」大好き!な作家陣が思い入れたっぷりに描くショートコミック詰め合わせ☆ (公式紹介文より)

サマーウォーズ漫画版を連載していたヤングエース発の公式アンソロジーです。
作家陣は電撃・角川系列で描いている方中心に、なかなか豪華な顔ぶれです。内容もコミカルなものから完全なギャグ、ほんのり切ない作品など色々揃っています。
またCLAMP、石黒正数、mebae、岡崎能士のカラーイラストも収録されていて、カバーはヤングエースで同作のコミカライズを手がけた杉基イクラさんが描かれていました。

参加作家と内容リスト
渡会けいじ「よめさま!」　夏希(のアバター)の偽者VS物理部
ツガノガク「長野県に海はない」　空回り佳主馬物語。
ゴツボ×リュウジ「サマーウォーズ　がんばれ侘助おじさん」　侘助ネタのギャグ。
さらちよみ「陣内家は肉食女子家計」　陣内家女性陣の一ページギャグ。
美川べるの「局地的ウォーズ」　侘助おじさんお帰りパーティー企画in物理部。ひどいギャグ。
琴音らんまる「サマーホリデーロンリー」　夏戦争後、夏希とのデートを画策する話。いい話ですが、一番の萌えキャラは佳主馬でした。
福田晋一「真夏の決闘」　栄ばーちゃんとの花札with夏希のギャグ。
田中圭一「田中K一のエッチそうでエッチじゃない夏戦争」　壊れかけのギャグ。
桐島ヨウ「侘助ウォーズ」　侘助→栄ばあちゃん。侘助が有る意味ヤンデレ化しています。
双「PingPongWARS」　温泉旅行でピンポンバトルコメディー。
村崎久都「せっかくだから入ってみますか？」　万助おじさんとケンジ。
bomi「サマーパラノイア」　夏希さん腐女子化ネタギャグ。
空十雲「someone is coming」　佳主馬とケンジの話。
佐藤敦紀「二学期ウォーズ」　二学期の佐久間と夏希。
久遠まこと「えんどおぶさまー」　アバター改造計画ギャグ。
かわのゆうすけ「セマーウォーズ」　タイトル通りの一ページギャグ。
かなりあ由歌「岩戸やおよろず☆パニック」　お色気担当健二のコメディ。１コマだけ女装ネタです。
ゆたか「one caress」　唯一のOZが舞台のシリアス。
優「おじさんのひみつ」　この漫画のラストが好きです。

サマーウォーズの魅力はなんといってもOZ!!そして可愛いケモノなアバターたち!!という自分ですが、この本を読んで、やっぱりキャラの魅力も重要だよなと再認識しました。
サマーウォーズは、たった２時間とは思えないほどキャラが濃い。夏希先輩、佳主馬、栄ばあちゃんといったメイン以外の、「家族」達が、誰もかれもちゃんと個性を持って生き生きと描かれています。
安定した作家陣の良質なアンソロジーということはもちろんですが、また「サマーウォーズ」に登場していた人たちのいろんな姿を見れて嬉しかったです。

このアンソロでは健二たちのその後の生活を描いている物が多く、OZやアバターはあまり出てきません。
ショート漫画では「よめさま!」「one caress」、イメージ図で「田中K一のエッチそうでエッチじゃない夏戦争」「PingPongWARS」にアバターが登場。
ショート漫画だとアバターを絡めるのはちょっと難しいのかもしれませんが、その代わりカラーイラスト４枚全てでキング・カズマが描かれていました。
CLAMPのキング・カズマ、アバターコスプレの夏希、mebaeのほのぼの家族＋アバター達が可愛かったです。

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