マーダスイーター(1)/大岩ケンジ 感想
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2010/06/13 18:38:06
2010/06/13 18:38:06
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※女体化キャラのネタバレしています。
『NHKにようこそ!』の大岩ケンジが描く《二身一体》ダーク・アクション!
執事(キサマ)の肉体(カラダ)は冥王(オレ)のモノ。
怪死事件が続発する、永遠の冬に閉ざされた街。
冥府王マーダスの生まれ変わりである千狸(せんり)と、その能力解放の鍵を握る大学生・志九馬(シグマ)がいま、危険な契りを結ぶ――。
「王」と「従者」の二人が繰り広げる、妖しくも熱いダーク・バディ・ファンタジー! (裏表紙粗筋より)
表紙と粗筋からオシャレ厨二病満載な感じですが、中身も思いっきりそんな感じでした。
冥府王マーダスの舞台がかった台詞、なぜか氷の柱に座る王、いちいちイケメン風のキャラクター。
やり過ぎな気すらするのですが、大岩ケンジのシャープで華のある絵が合わさって、とにかく格好良いです。
漫画版『GOTH』で惚れて以来本当に大好きな作家さんなのですが、その中でも久しぶりのクールさ全面押しの作品で読んでいてとても楽しかったです。
『マーダスイーター』は大岩ケンジ初の青年誌連載ですが、登場するキャラクターはイケメン無双でお色気要素は少なめ。唯一のヒロインは主人公・シグマ(名前も厨二っぽい)の妹のみで、その代わりモツと触手とホモと女装がありました。
主人公・シグマは、凶悪に柄が悪いくせに人がいい大学生。化け物に襲われる地味眼鏡チビを助けるものの、大怪我を負い死の淵をさまようが、眼鏡の力によって特殊な力とともに再生する・・・・・・。
第一巻は導入の「王と従者」「闇の鼓動」、シグマの妹・咲巳を襲う魔手「黒服と蛇苺」「イトとクモ」「コナユキと抱擁」を収録です。
本の5割をバトルシーンが占めるのですが、派手なアクションと1コマ毎に切り替わる視点で飽きさせません。
また、不良大学生・シグマが執事になったり、眼鏡チビが冥王だったり、助けた美人のおねえさんが実は・・・・・・だったり、一筋縄で行かないキャラクターばかりが作る物語にも引き込まれました。
設定が隠された部分がまだまだ多く若干不明瞭な印象も受けましたが、ダークな雰囲気のアクションが好きな方にはおすすめです。
TSFについて
女性に憑依して女体化しているキャラが登場します。詳細は2巻で判明。


美人なのに性格悪そうな感じが好みです。登場は15ページと少ないですが、今後出番は増えそうです。
それから美少年を侍らすのが趣味の変態とその小姓も2人登場しますが、普通に美形で女装要素はありませんでした。
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