WEB妖怪読切：バケがく！/西尾洋一 感想

クラブサンデー掲載の『バケがく！/西尾洋一』が妖怪学校が舞台の学園コメディーでした。
掲載ページ：http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/bakegaku_001/detail/

あらすじ：採用面接落ちまくりの、新米ダメ教師・荒田シズマ。
やっとのことで決まった赴任先の学校には、なんだか不思議な生徒がいっぱいで…！？　
期待のルーキーが描く、落ちこぼれ教師の熱血奮闘記！

一見普通の田舎校・夜呼九十九学園は、実は生徒も教師もみんな妖怪の妖怪学校。
登場するのはカッパにカマイタチ、茶釜狸･･････。読み切り作品ですが、いろいろな妖怪が登場します。
人と共存しようとする妖怪、敵視しシズマを拒絶する妖怪。
37ページという限られたページ数ですが、コミカルな調子の中で妖怪達の背景が描かれていて、登場する妖怪達の気持ちに入り込むことができました。
また妖怪達はみな人間に化けているのですが、言動や容姿、名前から、その正体を予測できるのも楽しかったです。

唯一登場する人間・シズマも良かったです。
来る教師来る教師、みんな逃げてしまう妖怪学校にやってきたエロ駄目教師。
バカ丸出しの言動なのに、時折ひょいと熱血教師が顔を出します。
絵もルーキーとは思えない安定感で、妖怪達を可愛く格好良く描かれています。
読み切りですが連載でも読みたいと思える作品でした。

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