ドリーズパーティー(1)/山本和生 感想
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2010/04/30 00:17:57
2010/04/30 00:17:57
![]() | ドリーズパーティー 1巻 (ヤングキングコミックス) (2010/04/26) 山本 和生 商品詳細を見る |
天才メガネ美人サイエンティストであるドリー・シロマの診療所を訪れたのは、掟破りの殺し屋たち!
瀕死の剣士・アーロンを救う事で奇妙な同居生活が始まった!?
少年画報社のHPで立ち読みが出来ます:http://www.shonengahosha.jp/books/200164-01/index.html
スラム街の天才マッドサイエンティスト・ドリーが、不死身の肉体を持つ「病」に感染したアーロンを救うところから始まる物語。
――というと真面目な漫画のようですが、実際は邪悪な笑顔が似合うマッドサイエンティストなのに意外と人がいいドリー先生、マッチョに変身する美少年s、元・殺し屋の3馬鹿トリオと濃いキャラ揃いの楽しい作品です。
特に剣士アーロンは、いかにもダーク設定持ち(というか実際そうだと思うのですが)という登場だったのに、1話目であっさり美少女化、その後はドリーに弄られ、3馬鹿にからかわれと、すっかりコメディ担当に。
女の子時の姿は、2つ結びにプリースト風ナース服で身を包んだ可愛い女の子。ドリー先生のセクシー下着を強制されて、涙目でぷるぷる震えてしまいます。
かと思えばアクションシーンでは、大男もブチ倒す大立ち回り。軽いサービスシーンも交えつつも、ぎりぎりのところでヒーローっぽさを残しているTS少女です。
周囲のアーロンの扱い方も好きでした。どんなに可愛くても中身は男。エロイシーンで鼻血を吹いても、あくまで「男」として扱っているところが良かったです。
女の子という遠慮がないせいで、セクハラ発言の方も直球なものが多くなっているのも良かったです(笑)
ところでこの本TSFということで紹介していますが、TSしたアーロンが主役というわけではないと思います。
今後のストーリーを考えるとアーロンが主人公ではあると思うのですが、1巻ではあまり心情が描かれず、むしろ性転換の張本人・ドリーの方が目立っていました。
バトルシーンも多いですし、女体化後をじっくり丁寧に描くというのが好きな方には物足りないかもしれません。
ただアーロンは見た目も可愛いし(特に照れ顔!)、性格もそっけないものの仲間想いで、個人的には買って良かったと思える漫画でした。
特にラストの方に収録されている「Underware Story」は、恥ずかしがって下着をつけないアーロンの下着選びという直球内容で面白かったです。
現在はヤングキングでの連載を終了し、ケータイ・デジタル配信雑誌「ヤングキングα(アルファ)」で連載中。
2巻も秋には発売ということで、今から楽しみです。
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