神降ろ師～いばらのひめ～（後編）/フカキショウコ 感想

WEB雑誌「FLEX COMIX ネクスト」で公開中の『神降ろ師～いばらのひめ～/フカキショウコ』が、土蜘蛛の妖、四神の社などが登場する妖怪漫画でした。
以前もご紹介したのですが、後編も公開されていたので再度ご紹介。
前作ネタバレしているので、未読の方は先に前編(こちらも公開中です)を読まれたほうがよいかと思います。

『神降ろ師～いばらのひめ～』掲載ページ：http://comics.yahoo.co.jp/magazine/next/kamioros01_0001.html
※ 掲載ページに暴力及び性的表現の注意書きがありますが、暴力も性表現もジャンプ未満の内容なので相当苦手な方以外は大丈夫かと思います。

異形のモノを鎮める行政管轄の準公務員「神降ろ師」。
若き神降ろ師である七種 昴と、そのパートナー・御土きららの二人が向かったのは茨城。
突如、生い茂ったという茨は、いったい何を指し示すのか？　そしてこの異変の裏で糸を引くモノとは一体――!?　「源流武闘伝」のフカキショウコが贈る伝奇アクション！　（掲載期間：2010年3月9日～未定）

ちょっとHなコメディもある明るい前編、そして完全あやかしバトルの後編になっています。
なんせめくって１ページ目からいきなり焔の蛇召喚。こんな話だったかと思わず読み返しました。
内容もコメディ色は０。ストーリーは当然つながっていますし時間の経過もないのですが、前編と後編で随分雰囲気が変わっていて驚きました。
人を喰らう恐怖の対象として描かれていた土蜘蛛の正体。そして主人公たちを呼んだのは誰か。
人でありながら別のモノでもある存在と、その正体を知りながら見方であろうとした人間の存在が切ない物語です。

キャラクターも物語も面白く、可愛い女の子も不気味な妖怪も魅力的に描かれている作品でした。
続きが出たらぜひ読んでみたいです。

関連：神降ろ師～いばらのひめ～/フカキショウコ　感想