御江戸防人おたすけ小虎/川井章史 感想

WEBコミックサイト「クラブサンデー」掲載の読みきり『御江戸防人おたすけ小虎/川井章史』が、江戸の町を舞台にした妖怪退治ものでした。

御江戸防人おたすけ小虎/川井章史/妖怪(妖狐)/けもみみ/幽霊
掲載ページ：http://club.shogakukan.co.jp/magazine/SH_CSNDY/oedosakimo_001/detail/

伝説の強者の力をその身に宿す"豪傑憑依の術”で、江戸の都を妖怪から守っている"防人衆”。
その一人、小虎が出会った美女・静音は、妖狐に取り憑かれていて…小虎は静音を救うことができるのか？　
活き活きと動くキャラと秀逸なアイディアが光る超力作！　まんカレ佳作受賞の時代劇ファンタジーを堂々配信!!(HPあらすじより)

調子がよくちょっと馬鹿な少年・子虎と、弟の頭蓋骨をもって彷徨う女性が出合い…という妖怪譚。
過去の豪傑の霊を自身に憑依させ、あやかしを破るという設定が面白かったです。

物語は影を背負った女性に能天気な少年主人公。暗躍する妖怪に化けものと、いかにも少年誌らしい展開で進みます。
良く言えば安定感のある、悪く言えばありがちなストーリーですが、表情や構図で派手に魅せてくれました。
特に、豪傑を憑依させてのバトルというのが面白かったです。

妖怪は妖狐と１コマ天狗やがしゃどくろが描かれる程度ですが、少年漫画の妖怪物が好きな方にはおすすめです。