黒×羊~12人の優しい殺し屋~(2)/木根ヲサム 感想
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2010/03/02 21:11:59
2010/03/02 21:11:59

黒×羊~12人の優しい殺し屋~/木根ヲサム/1~2/月刊!スピリッツ連載中/TSF(変身?)/女体化?/女装/サスペンス
演劇の神に選ばれし天才演技派俳優・角坂翔。彼の隠されたもう一つの顔とは――“殺し屋"!
法で裁けぬ悪を断罪する、トランスフォーメーション・サスペンス!! (小学館HPより)
"死神は、亡者の姿で現れる――"
角坂翔 職業・俳優。そして殺し屋。伝説の名俳優・征眩晴(ゆきくれはる)の死には秘密がある。
眩晴の妹・真依に、かつての兄の親友・金剛はそう告げる。 真依、金剛、そして眩晴の母。
彼らの前に、角坂が死者の姿を纏って現れるとき、隠された真実が明らかに……!(裏表紙あらすじより)
俳優、兼殺し屋の主人公・角坂翔(表紙参照)が、性別を超えて姿を変えながら、次々と殺人を犯していくサスペンス作品です。
第2巻では前作の続き、謎の死を遂げた名俳優と彼の友人、そして俳優の妹・真依とその母が物語の中心になります。
依頼された殺人自体は容易く遂げられるのですが、その後翔を疑う刑事が登場したり、翔に恋心を抱くモデルが現れたりと、物語が次第に進展を見せていきます。
ミステリー・サスペンスといった色は薄いですが、きつい印象の絵柄に加え、張り巡らされた謎と隠された過去によって、独特の緊迫感が醸し出されています。
ただ一番の謎は、"女性向け"と思われる『12人の優しい殺し屋』が、青年誌のスピリッツで連載されていることだと思いますが。
KONAMI公式サイトリンク:http://12x.i-revo.jp/
ところで主人公の変身について、2巻収録の『scene.04 訪問者』で、別のキャラからはっきりと『女装』と断言されていました。
そんな主人公の女装姿↓

――――どう見ても女体化です。
ちなみにこの画像だと分かりづらいのですが、ターゲットに迫るシーンなどはちゃんと女性的で可愛らしかったです。
ただ1巻だと計3回、ページ数もかなり多く変身していたのですが、2巻では1回だけの7ページのみ。
漫画としては面白いのですが、女体化目当てだとちょっと物足りないかもしれません。
そして1巻から登場していた謎の美少女ですが、今回男の子だったと判明しました。

本人いわく、自分に似合う服を追求したら自然に女装になっただけで、別に女装が趣味ではないとのこと。
見た目はどこから見ても美少女ですが、性格はしっかり男の子。2巻では花魁女装のほか、ゴスロリ姿も披露してくれます。
ちなみに女装っ娘の着物をめくっているのが、女体化前の主人公です。
2巻はTSF目当ての方には少し微妙な内容でしたが、1巻の雰囲気が気に入った方、殺し屋がテーマの作品が好きな方にはお勧めです。
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