SH@PPLE ―しゃっぷる―/ういらあくる（原作：竹岡葉月）

SH@PPLE ―しゃっぷる― (角川コミックス・エース 236-2) (2010/02/26) ういらあくる 商品詳細を見る

SH@PPLE ―しゃっぷる―/ういらあくる（原作：竹岡葉月）/全１巻/コンプエース連載/女装/男装/百合/ラブコメ

ごくふつうの中学3年生男子・淡谷雪国は、双子の姉・舞姫と姿を入れ替えて、一目ぼれの相手・一駿河蜜に近づくためにお嬢様女子中学校に通うことに! 人気の入れ替わりラブコメをコミック化!

男女の双子入れ替わりライトノベルのコミカライズ。原作１～４巻を１巻にまとめているということで、全体的にダイジェスト感が否めません。
特に前半、雪国が好きな女の子・蜜と親しくなる過程は、とにかく駆け足駆け足で話を進めようとしているのが伝わってきてしまいました。
といっても話がわからないというレベルではないので、原作未読の人でも楽しめるとは思います(私は未読でしたが楽しめました)。
またラストは漫画オリジナル展開でまとめられていましたが、原作のラストと言われても納得してしまいそうな自然で綺麗な終わり方でした。

絵柄は表紙どおりの安定した可愛らしさ。女装した雪国(表紙紫髪の女の子)も可愛らしいですし、何より全編通してほぼ女装なので、女装目当てなら満足できるかと思います。
雪国の性格が流されやすく大人しく多少女の子っぽいため、女の子といるとどう見ても百合にしか見えないのは好みが別れるかもしれませんが、可愛い男の娘が好きだという方にはお勧めの漫画です。
また登場は少ないですが、男装キャラとして雪国の姉・舞姫も登場。男の子な性格の男装ボクっ娘という良キャラで、男装して男友達と騒ぐ姿もとても楽しそうでした。

ストーリーは女子校潜入→女の子の抱える問題を解決→なんだかんだで仲良くなる、というとても分かりやすいギャルゲー展開。目新しさはありませんが、絵柄同様安定したストーリーで、安心して読むことが出来ました。
また女の子たちとの旅行や正体ばれかけハプニング、女の子との百合風味の友情まであって楽しい作品でした。

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