怪談四華/秋百合占守 感想

『ガンガンJOKER創刊１周年・連載獲得読切バトル』として、読切作品１１作品が掲載中です。
その中の『怪談四華/秋百合占守』が、人を殺す権利を行使する妖怪と、妖怪を殺す人間の漫画でした。
掲載ページ：http://www.square-enix.com/jp/magazine/joker/special/j1grand_prix.html

この世界には、ルールにそっていれば、人殺しの権利を妖怪に認めるという約束が交わされていた…。
しかし、そのルールを無視して、チェーンソーを持ち妖怪を殺し続ける一人の少女がいた!!彼女の目的は一体なんなのか…!?

妖怪とありますが、妖怪というよりは『口裂け女』『赤マント』などの都市伝説に近いです。
方向的には『花子と寓話のテラー/えすのサカエ』に近い雰囲気。

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特定のルールにより「人を殺す権利」を得る。少年誌らしく、さっぱりして等身も低めの絵柄が、設定のダークさと特殊性を強調しています。
物語の転がし方によっては、いくらでも面白くなりそうな作品なのですが、「連載獲得読切バトル」という名の通り見事に尻切れトンボ。

個人的には『ガンガンJOKER創刊１周年・連載獲得読切バトル』の『４８９０！/若井ケン（透明人間のような幽霊が登場）』が一番綺麗にまとまっていて面白かったのですが、連載として見たいのは『怪談四華/秋百合占守』ですし、テーマ的には合ってるのかもしれません。
他には『カミヨメ/鍵空とみやき』も、神様を魅了する女の子が登場する神様コメディでしたが、こちらも打ち切り風味です。