阿鬼羅(2)/大塚志郎 感想
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2010/02/21 22:46:40
2010/02/21 22:46:40

阿鬼羅/大塚志郎/1~2/少年サンデー超(スーパー)・クラブサンデー連載中/妖怪/幽霊/警察
主人公・閻魔阿鬼羅(エンマアキラ)は中学生でありながら、日夜妖怪の犯罪と戦う妖怪刑事。
世話役兼相棒の、レイさんの思わぬ過去が明らかになったり、阿鬼羅のお姉ちゃんも登場!
アナタの期待を裏切らない、熱血妖刑事事物語第2巻!!大ボリューム、特別編おまけまんがつき!
人と妖怪の親を持つ半妖アキラが、妖怪事件専門・警視庁獄落署で妖怪刑事として働くアクション人情コメディです。
鬼であるアキラを筆頭に、幽霊少女・レイさん、先輩婦警の雪女、姉の鬼真鬼乃(マキノ)などの妖怪ヒロインが登場して、1巻以上に妖怪尽くしです。
事情を抱えるものばかりが集まる『極楽署』。ヒロイン勢のシリアスな過去は切ないものが多いのですが、その一方で適度にサービスシーンも入るので、気楽に読める楽しさもあります。
また逮捕対象の妖怪たちは、強い感情を求め人に憑く蛇・「土瓶(とうびょう)」、人の目玉を抉り喰らう「陰摩羅鬼」、「天井下り」とメジャーマイナー入り乱れ、気色悪く不気味に描かれています。
漫画自体はコミカルなのですが、「土瓶」に取り憑かれた人間がその犯罪で死刑になるなどのえぐい設定もあり。また天下がりの絵的な不気味さは、可愛らしいキャラクターの世界に異物が混ざりこんだような気持ち悪さでした。
一方で「ミーコのプレゼント」という話では、妖怪である化け猫と人間の少女の繋がり、優しさが描かれていて、暖かい気持ちになれました。
他にも「ぬらりひょん」「まくら返し」に「獏」「家鳴り」、それに1巻で登場した「人魚」にカニとシジミの妖怪も登場します。
第一巻がヒロイン続々登場!といった展開だったのでてっきり妖怪ヒロイン萌えに走るのかと思っていたのですが、納得のいく現代アレンジされた妖怪(人に飼われていたため「化け猫」を知らずに妖怪になってしまった化け猫など)少年誌らしい派手バトル。ツンデレ、お色気姉さん、凶暴姉とお約束設定なのに可愛いばかりでない女の子達も魅力的で、1巻よりも面白くなっていたのに驚きました。
ただ一番驚いたのは、可愛いカニ妖怪が男の子(しかも変態)だったことでしたが(笑)

クラブサンデーでは、現在1・10・11・特別編(カニ妖怪も登場)が公開中です。
クラブサンデー該当ページリンク
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