ばっちょんガールズ(2)/町田とし子 感想
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2010/01/21 21:00:40
2010/01/21 21:00:40
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粗筋:成り行きで女子バドミントン部に「女子」として入部することになった男子高校生・ぴろち。
アマゾネスの怪力女子に男は殺せの凶悪部長、駄目駄目先輩に毒舌少女に囲まれたバドミントン部ガールズライフ!
主人公が女の子の振りをして女子部に潜入!というおいしい設定ですが、萌え<ギャグの漫画なので1巻はおいしいシーンは少なめ。
暴力と力押しのハイテンションギャグは面白いのですが、主人公・ぴろち(♂)は基本ジャージで女装っぽくないですし、破天荒な女の子達の中で唯一いい子の常識人なので、キャラ自体も薄めでした。
そんなわけで、あまりぴろちには期待しないで購入した2巻なのですが……。

普通に萌えキャラ化してました。
笑顔の愛らしさもさることながら、スコート+スパッツという組み合わせが素晴らしいと思います。
『ばっちょんガールズ』第2巻には、11話から14話(最終話)までが収録されています。
12話は常に女子バドミントン部ユニフォーム+スコート+スパッツ+偽乳、13話はひらひらロリータのワンピース。
11・14話でもセーラー服や裸ブラジャー(偽)姿を披露と、どこに出しても恥ずかしくない女装っ子に成長してました。
ちなみにおかっぱヘアは地毛です。可愛いです。
やたらと花をしょったり、女の子を萌え倒させたり、何より他の女の子達と比べて明らかに力を入れた描かれ方をして、1巻の空気っぷりはどこへやら、しっかり男の娘ヒロインの座を獲得していました。
また男であるということを必死に隠し、可愛い容姿で女の子を無自覚に誘惑したり、最終話では「女装」というぴろちの「嘘」がきっかけでシリアス展開など、物語に「女装」という設定がしっかり組み込まれているのも面白かったです。
2巻には1巻の力押しギャグが少し控えめになったことと、モブの男連中が一切登場せずぴろちの逆ハーレム(?)がなかったことが少し残念でしたが、その分ぴろちの可愛らしさが全開。
アマゾネスや二十歳越えの女子高生が活躍する漫画なのに、綺麗にラストがまとめられていたのも良かったです。
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