バカとテストと召喚獣(1)/夢唄・まったくモー助(原作:井上堅二)
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2009/12/30 00:34:39
2009/12/30 00:34:39
![]() | バカとテストと召喚獣 (1) (2009/12/26) 夢唄まったくモー助 商品詳細を見る |
クラス振分試験の結果、最低ランクFクラスに進級することになった明久。教室の設備はボロボロ、クラスメイトはバカばかりという劣悪な環境。
やむをえない事情で事情でFクラスになってしまった優等生姫路瑞希のため、明久はAクラス相手に「試験召喚戦争」を提案するのだった!!
青春エクスプロージョンラブコメ、コミックス第1巻!! (裏表紙粗筋より)
1月からアニメ化もされる人気ライトノベル、『バカとテストと召喚獣』のコミカライズ。
主人公・明久の親友?「木下秀吉」が、美少年で演劇部ホープ女装担当キャラです。ただしこの巻では、ヘアピン時々ポニーテールで男子制服着用でした。
性格は真面目で善良、なぜか武士(むしろ仙人?)喋りで一人称はワシ。外見はシュートヘアにヘアピンを付けた可憐な和風美少女で、演劇部の活動で女装することが多いです。
特に女性らしい性格というわけではないのですが、扱いは完全にヒロインです。抱き枕カバーまで作られる可愛らしさ(画像はこちら)で、女装しようとしまいと主人公に萌えられています。なお1月からのアニメの声は、加藤英美里さんに決定しています。
漫画1巻で女装が無かったのは残念ですが、恥らったり微笑んだりと美少女ぶりは遺憾なく発揮されています。
おまけに原作者の井上賢二さんとイラストの葉賀ユイさんのコメントもそれぞれ1ページずつ掲載されているのですが、葉駕ユイさんの描き下ろしの寝起き秀吉イラストも、ちょいエロな可愛さで良かったです。
漫画自体の感想ですが、とても面白かったです。
タイトル通りバカな主人公、バカなクラスメイト、バカなやり取り、バカ騒ぎ。そもそもテストの点数で召喚獣が呼べるという学園のシステム自体バカバカしく、バカな作品が好きな方にはお勧めです。
また設定・キャラクターはバカなのに以外にも各クラス対抗戦は知能(≠学力)戦といった要素も濃く、自分達よりも強いクラスをいかに攻めるかという作戦が面白いです。
1巻の登場人物はキング・オブ・バカ(ただし自覚ナシ)の明久、優しいものの難点有りの美少女姫路瑞希、とりあえず暴力を振るう島田美波、美少女(?)木下秀吉、主人公の敵かもしれない親友兼元神童・坂本雄二、寡黙なる性職者・土屋康太の6人。
一応二人の美少女に言い寄られる主人公という図式になっているのですが、そのバカさでフラグをバキバキ折りまくるので、そんな雰囲気にはなりません。
上の6人以外にもクラスのモブが多く登場しますが、全員バカです。そして萌え漫画な表紙に反して異様なまでに男ばかり。絵は可愛いですが、萌え漫画ではなく学園ギャグを読んでいるような気分になりました。
獣人ネタですが、テストの点数で呼び出す『召喚獣』達が、召喚者をちっちゃく獣化した姿(耳としっぽと獣鼻付)で描かれています。
ケロロ軍曹の4コマなども描かれている方なので、デフォルメされた獣達はとても可愛らしいですが、戦闘時しか呼ばれないため出番はあまり有りませんでした。
個人的には元気でノリのいい作風で面白かったですが、原作の綺麗で華のある絵柄とは随分違うので、原作既読の方は注意された方が良いかもしれません。
原作未読で、明るいバカ漫画が読みたいという方にはお勧めの作品でした。2巻の発売も楽しみです。
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