ムラマサ(全5巻)/哲弘 感想
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2009/12/16 01:49:13
2009/12/16 01:49:13
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毎回女装キャラを登場させている哲弘ですが、今回も終盤に女装キャラが登場します。
登場は少ないですが、キャラの中でいちばんの美人でした。ネタバレ含む女装キャラ詳細は続きからどうぞ。
おぎおぎしちゃう?えろ仲良く敵を斬る!!
ちょっとえっちな妄想少年シロの前にある日突然現れた美少女のぞみ。
彼女の手に握られていたのはえっちな呪いのかけられた妖刀・我鳴!!そしてシロにも驚くべき秘密があった!!
偶然か必然か、出会うべくして出会った2人は、妖刀をめぐる大きな戦いの渦に巻き込まれてゆく…!!(1巻裏表紙粗筋より)
「あ…あれが今は亡き伝説のぶるまぁ。まるで黒パンツじゃないか!!」(殺されかけ)
「おっぱいを関係ないとかないがしろにしないでください!!アレがなければ人類滅亡するところですよ!!」(こっちも殺されかけ)
内容は剣術バトル漫画ですが、会話は中学生レベルの下ネタレベルです。どんな危機でもおっぱいのことを忘れないシロの空気も流れも完全無視な台詞が酷いです。
そもそもえっちな状態なになると固くなる少年と、えっちな状態になると濡れる妖刀・我鳴を操る少女という基本設定から下ネタです。
ちなみにえろ発言は多いですが内容はそれほどえろくなく描写もニッチ向けなので、そっちは期待しない方が無難です。
敵さんの設定も、熱血でないと使えない妖刀・修造や、美系しか使えない妖刀・反町など、馬鹿設定が多いです。
くだらない馬鹿発言のギャグバトルで進みますが、意外にも「誰かを守ろうとする思い」や「友情」「家族愛」といったテーマも描かれています。
馬鹿でエロで自虐的で、たとえ敵でも女の子を見ると「女子だっ!女子が来た!」と叫ぶ哀しいくらいにもてないシロですが、だからこそそれでも誰かを守ろうとする姿には胸が熱くなりました。
1巻だけだと馬鹿漫画としか思えませんでしたが、通して読むと一人の少年の成長を描いた作品だったんだと感じさせられました。
主人公以外も、それぞれ立場は違えど自分の目指すもの、そして誰かのために戦う熱い人たちで、敵も味方も魅力的で良かったです。
同作者の作品感想記事
ヤニーズ(全3巻):いつの間にかサブキャラの女装ヤンキーが主役になってた変態漫画
椿ナイトクラブ(全7巻):主人公(♂)がやたら脱がされる変態漫画(ちょこちょこ主人公の女装あり)
続きは女装キャラの紹介になります。ネタバレ注意。
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