オレンジチョコレート（２）/山田南平 感想

オレンジチョコレート/山田南平/１～２/別冊花とゆめ連載中/TSF(入れ替わり)/女体化/男体化/女装(女形)/学園ラブコメ/妖怪（稲荷）

「りっちゃんになりたい」という願いは思わぬ方向に叶い、律とちろの身体が入れ替わってしまう！
意外な展開に大混乱の二人だが、新歓会で一緒に日舞を舞うことになり！？
その上、入れ替わりを加速させる者まで現れて！！（裏表紙あらすじより）

おきつね様の力で入れ替わりラブコメ第二弾！……なのですが、この巻ではほとんど入れ替わっていません。
甘く可愛らしい少女漫画が好きな方にはお勧めできますが、入れ替わり目当てだと微妙かと思います。

第２巻は５話から８話まで収録なのですが、入れ替わっているのは全部で３回のみ。
内容は前回の続きの学校での入れ替わり16ページと、律（男）の入浴中に入れ替わるのが５ページ、最終話ラスト１ページです。
入浴中の入れ替わりは笑えましたが、ページ数も少ないですしTSF的な面白さはほとんどありません。
あらすじの『入れ替わりを加速させる者』に期待していたのですが、本当にラストにしか登場しなかったので肩透かしを喰らってしまいました。
ラストで「付きっ切りで入れ替わりを協力サポートしてやる！」という台詞があったので、３巻以降の入れ替わりに期待したいと思います。
ちなみに主人公のひとりである律は女形な女装キャラ（？）ですが、今巻では練習風景は少なめで女装している場面もあまりありませんでした。

２巻の内容は、ほぼいちゃいちゃあまあまです。
１巻では女形であり、日舞の家元の跡継ぎでもある律の悩みが描かれシリアスな雰囲気があったのですが、この巻にはそれもありません。
動物園でデートしたり、夜中にメールを打ったりと普通のカップル同士。ストーリーもあまり進まず、ひたすらこの２人の仲の良さが描かれています。

個人的にはラストに登場したおきつね様達が可愛かったです。
猫やハムスター、雀などに変身するのも面白いですが、ここはぜひとも人間に変身して欲しいと思いました。

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