もんもん白狐/田中見来 感想
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2009/11/16 22:12:19
2009/11/16 22:12:19
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15歳の誕生日を迎えると同時に「半神の面」の被り手たる資格を得た高山鳴比子は、
面が持つ不思議な力を奪わんとする何者かに身を狙われる。
絶対絶命のそのとき、突如現れた美少女巫女に危機を救われるが。
いま「半神の面」を巡り、様々な人々の運命が動き出す。(裏表紙あらすじより)
鳴比子の想い人である巫女少女・舞衣に、雄の妖狐・葉桜が憑依しています。
収録されている全3話+描き下ろし1話の間、ずっと憑依状態。登場も主人公以上に多いと思います。
憑依するのは人間の男ではなく狐の雄、しかもバトルがメインなのでTS的な面白さはありませんが、「中身が男の美少女」という設定は面白かったです。
なお妖怪は葉桜以外は巫女や僧侶といった人間しか登場しないので、妖怪目当ての方にはあまりおすすめしません。
ストーリーは鳴比子の敵と、彼を守るためにあらわれた人間達のシリアスバトルです。
ページが少ない割に、敵も見方もキャラクターが多すぎるせいで駆け足に感じました。
一応完結はしていますが「俺達の戦いはこれからだ!」という言葉がよく似合うラストに、解明されない謎と、物足りない部分も多々ありました。
伝奇バトルと、「中身男の美少女」が好きで、ストーリーはあまり気にならないという方向けの作品です。
同時収録:「Bingo!」
バスケット部の女の子が、異世界のこびとに呼び出され、下半身蛇の女王様率いる敵国と戦うファンタジー。
女の子とこびと達の明るいコメディー作品でした。
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