Unな彼女(1)/楠桂 感想
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2009/11/12 00:31:16
2009/11/12 00:31:16
![]() | Unな彼女 1 (BUNCH COMICS) (2009/11/09) 楠 桂 商品詳細を見る |
好きなあの娘(こ)はレズビアン!?小林稔、恋のために男を捨てます――。
「ごめんなさい――ただ私、男の人ってダメなの」
初Hを済ませごきげんだった稔は、愛しの彼女・菜々子から「レズビアンであること」を理由に突然の別れを切り出される。
あきらめきれず「なんでもするからそばにいさせて」と泣きつく稔に、菜々子は女物の服を手渡し問いかけた。
「じゃあ……これに着替えてみてくれる?」
女装が巻き起こす倒錯的ラブコメディー! 稔の受難の日々が今始まる!!(コミックバンチHP紹介文より)
※第一話をコミックバンチのHPで読むことが出来ます。
女顔の主人公・稔(みのる)がレズビアンの大好きな奈々子のために女装するギャグ漫画です。
作中では2/3ほどが女装しています。可愛いというよりは美人よりの外見で、名前も「みのり」と改名しています。
カツラはつけないものの化粧と服装で完全に女装。全体的にけばけばしい印象です。
女装時は下着も女性のもので、針金がどうのパットがどうのと詳細に触れているのは女性作者ならではだと思いました。
また男性の姿の時にも、女性の仕草や口調が出てしまうという描写があったのは面白かったです。
女装しての恋愛は、恋人の奈々子との擬似百合以外にも、女装した稔に恋をした親友・順一に重い愛情(しかも回を重ねるごとに悪化)をぶつけられたりもします。
健全漫画ではありますが、女装した状態での性描写もそこそこありました。
絵柄は癖がありますが、主人公女装ものや、派手な女装キャラが好きな方にはお勧めだと思います。
ただ、レズビアンの女の子と女装キャラとの耽美で切ない百合漫画と思って読むと、期待はずれではないかと思います。
ヒロインのレズ設定は「禁断」や「背徳」ではなく、女の子に対しては野獣な美少女というコメディ要素として使われていますし、そもそも男である稔でも女装さえしていれば野獣ぶりを発揮してがんがん襲って来るので「レズビアン」かと言われると、首をひねる場面も多くありました。
作中では彼女に対して「仮性レズビアン」という言葉を使っているのですが、レズビアン否定から使われることも多く、百合な作品が好きな方はあまり楽しくないのではないかと思いました。
奈々子が稔の姉に対して性別を武器にひたすらセクハラをし続けるのは面白かったですし、女装主人公がレズと親友に襲われる受難ギャグと思って読めば楽しい作品です。
ですが、女の子と女装キャラの百合目当てなら、試し読みをしてから購入されることをお勧めします。
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この記事へのコメント
おお。結構面白そうですね!
コメディとしてのレズ設定というのは楽しそうです。
楠桂の描く女の子は可愛くて好きです。買おうかなあ(笑)
コメディとしてのレズ設定というのは楽しそうです。
楠桂の描く女の子は可愛くて好きです。買おうかなあ(笑)
> Wrlz さん
この本、Wrlzさんの購入予定で見つけさせていただきました!
バンチの本はあまり読んだことがないのでどんな感じかと思っていたのですが
中身はいつも通りの楠桂コメディで安心しました。
ただ女の子が可愛いかは分かりません。性格がかなり駄目なので(笑)
BL(?)ネタがちょっとありますが、苦手でなかったら楽しいと思います。
この本、Wrlzさんの購入予定で見つけさせていただきました!
バンチの本はあまり読んだことがないのでどんな感じかと思っていたのですが
中身はいつも通りの楠桂コメディで安心しました。
ただ女の子が可愛いかは分かりません。性格がかなり駄目なので(笑)
BL(?)ネタがちょっとありますが、苦手でなかったら楽しいと思います。
もう爆笑物でした!(笑)
ヘンタイ的な恋に葛藤する主人公という点では『八神くんの家庭の事情』に通じるものもありますね! 第2巻も絶対買います。
ヘンタイ的な恋に葛藤する主人公という点では『八神くんの家庭の事情』に通じるものもありますね! 第2巻も絶対買います。
> Wrlz さん
到着しましたか。
好き嫌いが分かれるかと不安だったのですが、喜んでいただけたみたいで嬉しいです!
楠桂さんはホラーも好きなんですけど、こういったコメディも楽しいですね。
私も第2巻が楽しみです(笑)
到着しましたか。
好き嫌いが分かれるかと不安だったのですが、喜んでいただけたみたいで嬉しいです!
楠桂さんはホラーも好きなんですけど、こういったコメディも楽しいですね。
私も第2巻が楽しみです(笑)
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