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黒×羊~12人の優しい殺し屋~ 1巻/木根ヲサム 感想  


黒×羊~12人の優しい殺し屋~/木根ヲサム/1~/スピリッツ連載中/TSF(変身?)/女体化
※Amazonなどでは作者名「キネヲサム」になっていますが、正しくは「木根ヲサム」です。
なおご丁寧に字体まで同じですが、某執事漫画とは全くの無関係です。
 
羊の群れの中には黒い羊もいる───
若手ながら、押しも押されもせぬ演技派俳優・角坂翔のもうひとつの職業、殺し屋。
もって生まれたその演技力で別人に成りすまし、角坂は標的の前に現れる───
不夜城・東京の何処かで角坂翔は人知れず標的を狙う………


主人公の俳優・角坂翔が、「成りすまし」の能力で女体化?し殺人を行うサスペンスです。
女体化時は服装・体型・髪型も完全に変化。胸もあるので、肌を露出した服装も可能。
作中男性に抱きしめられる場面があったのですが、そこでも全く気づかれることはありませんでした。
該当シーンはそこそこありますが、殺人の手法として姿を変えるので女体化した体を楽しんだりという展開はありません。
なお変身の仕組みは一切不明で、実際に変身しているのか、それとも幻覚などを見せているのかも判断が付きません。

仕組みはさっぱり分かりませんが、女性の姿を最大限に活用し、殺人を犯していくという設定が面白いです。
絵柄が好みであるということもあると思うのですが、翔が女体化した姿に色気が有り好みであったことと、TS該当シーンが全体で60ページほどと予想していたよりも多かったのも良かったです。

また翔に指令を出すのはゴシックロリータな服装に身を包んだ少女なのですが、なぜか翔の台詞で「お嬢ちゃん」という言葉が強調されたり、女性扱いされると不機嫌になるなど奇妙なことが多く、こちらの存在も気になりました。

ストーリーは、人気俳優である角坂翔が殺し屋として犯罪者を裁いていくというもの。
「12人の優しい殺し屋」という作品のメディアミックスコミックのようですが、そちらを知らなくとも問題はないかと。
絵柄は黒と白がくっきりと分かれたはっきりとした印象です。心情描写や台詞は極端に少なく、その分表情や陰影で登場人物の心情を推測させる作りになっています。
まだまだ序盤で主人公の背景や正体は謎のままですが、幼い笑顔の「翔」と冷酷な殺人者の姿を持つ主人公を筆頭に、裏と虚構を感じさせる登場人物たちは魅力的でした。
冷たさを感じさせる絵柄に反して妙に明るい掛け合いが多いのも、物語の多様性が出ており面白かったです。
主人公が変身するという設定なので、「本格サスペンス」や「ミステリー」といった要素は薄いですが、緊迫した空気や謎の演出は素晴らしい作品でした。

第1巻収録内容のTS補足
seane.00 「黒い羊、もしくは狼」 被害者の友人女性に変身。
seane.01 「過去よりの男」は途中で終了しており、該当シーンはありませんでした。
番外編 「黒×羊×獅子」 ホスト通いするために女性に変身。こちらは具体的なモデルは無く、そのまま女性化した姿に。

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