ネジマキ/しかげなぎ 感想
admin≫
2009/10/29 00:33:01
2009/10/29 00:33:01
![]() | ネジマキ (Dengeki Comics EX) (2006/02/10) しかげ なぎ 商品詳細を見る |
あらすじ:カラクリ人形の時代が衰退し、蒸気機関の人形たちが働く時代。
東京に出てきた一人の少年がカラクリ式の自動人形・ネジコと出会う。
感情を持たないはずのカラクリ式自動人形。ところがネジコは心を持っていて…。
感想:カラクリ+ネジ式+大正メイドという萌えを詰め込んだキャラクター・ネジコ。しかもドジっ子。一人称はなぜか小生で主人公大好き。頭についた2本のネジがチャームポイント。
瞳がかなり離れ気味で垂れ気味という多少人を選ぶ絵柄ではありますが、可愛らしさは間違いなし。可愛い機械少女が好きな方にはおすすめです。
ちなみに機械なので全裸OK。胴と手足は、マネキンのような作りでつながっています。
彼女以外にも友人が持つ自動人形の少女2体(ツンデレといい子)、ヒロインの弟代わりの犬耳ショタの自動人形が1体登場します。
絵的な萌え、設定的な萌えは◎。
なのですが、アンドロイド漫画としてはどうにも物足りなく感じました。
心を持たない自動人形が主人公と接した途端心を持つようになる、ということが鍵になるこの話。
しかし主人公と会ってすぐに心を持ってしまうため、ネジコが「心を持たなかった」というイメージが掴めません。
他の人形たちも装置によって人間のような行動をしますし、その中には主人公に対し毒舌を吐くといった、あまり作られた行動らしからぬことも多いです。
ストーリー自体は東京に来た主人公が、ネジコを始め、隣の美人お姉さんやクラスメイトの眼鏡っ子、金持ちで性格の悪い友人とかかわりつつ色々あって…という王道もの。
ラストもありがちではありますが、「ネジコ」が機械であるということをしっかり押さえた綺麗な終わりだと思うのですが・・・。
絵は可愛いですし、ストーリーも悪くないので、大正メイドなアンドロイドものが読みたい方にはおすすめです。
- 関連記事