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オリスルートの銀の小枝(全4巻)/紫堂恭子 感想 

※ 画像はBK1からです。
オリスルートの銀の小枝/紫堂恭子/全4巻/ファンタジーDX/TSF(変身・憑依)/女体化/ファンタジー

世界の争いや問題を解決する使者を送りだしてきたオリスルート国。使者の証は金の樫の木のブローチ――。
そのタマゴ、凸凹3人組が、さる姫君をご案内することとなったが…!?
(1巻あらすじより)

※以下、TSに関してネタばれしています。

各国の紛争や問題を解決する「金枝の使者」になるために学んでいる、単純元気少年アリアン、固物なヴィンセンス、フェミニストなフェンネルの3人が、300年前に処刑されたロスマリン姫の霊とともに、協力し敵と立ち向かっていくファンタジー漫画です。そして作中、主人公3人全員が、ロスマリン姫に憑依され女体化というTS漫画でもあります。

全員が「ロスマリン姫の憑依」という形で女体化しますが、ロスマリン姫の影響は各キャラで異なります。元々顔立ちが似ているアリアンは、ロスマリン姫の姿でその影響も強く、ヴィンセンスとフェンネルは、元の外見が女性化した体になります。またロスマリン姫の意識の影響も弱いため、憑依ものというよりは、変身ものに近い印象を受けました(表紙画像参照)。

この漫画の一番の見どころは、やはり複数キャラの女体化が見れることでしょう。友人の女体化を見て騒いでいた脇役その1が、後の巻では美女に変身、という展開は新鮮で面白かったです。
また、同じ女体化をするにしても、変身するキャラクターによって反応は変わり、恋愛展開まで、女の子と女体化キャラ、男性と女体化キャラと、変化があったのは楽しかったです。
体の変化を触って確かめるなどの描写は全くありませんが、女の姿で嫌々婚約者のふりをしたり、メイドになって潜入調査などの展開もあり、特に前半の1・2巻は、コメディタッチなTS漫画として楽しめました。

では後半(3・4巻)はどうかというと、こちらにもしっかりTS要素はあります。ただ、TSしたキャラが記憶を奪われてしまうので、女になったことに動揺する様子があまり見られないのは、少し残念でした。

作品自体は、国同士の諍いに謀略、火刑に処せられたロスマリン姫の記憶と、重い話が多くなっていますが、主人公3人組の馬鹿騒ぎや、女になったことで起こるハプニングなどを交えつつ進むので、それ程暗い印象は受けませんでした。
華やかな少女漫画風の絵柄と、「学園国家」に「仮面の王の復活」、「暗黒魔術」などのいかにもな設定と世界観が丁寧に編まれている、良質のファンタジー漫画でした。
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