D線上のアリス(全4巻)/伊原士郎 感想
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2009/09/10 01:17:27
2009/09/10 01:17:27

D線上のアリス/伊原士郎/全4巻/ガンガンウイング連載/TSF(入れ替わり・変身)/女体化/男体化/死神/ゾンビ/薄めのエログロ/百合/BL
死神のラパンは、邪な魂を回収するため人間界行きを命じられる。しかし手違いから彼の魂が女子高に通うアリスの体に入ってしまった!女の子大好きのラパン(=アリス)は、仕事そっちのけで欲望の赴くままに行動し、周囲はもうセクハラの嵐!!(1巻カバー裏あらすじより)
エロ+バトルの複数TSFコメディ。全4巻で19話収録になります。骸骨にゾンビに百合に女体化と真っ当な女の子が一切出てきません。
TSネタですが、まず第1話で主人公ラパンと女子高に通うお嬢様・アリスが入れ替わります。ただし、アリスの魂はラパン(人型の死神)ではなく、人間界用の体・骸骨に入ってしまうので、男体化はありません。
第4話では、ラパン大好きなショタの梅太郎(女時はウメ)が、女子高に通うため女に変身して人間界に。死神界ではスーツ、時々女装。人間界ではチャイナ服な鎌少女。性格はストーカー気質のわがまま乙女です。
第9話からはラパンの上司が美女に変身して人間界に。時々マシンガンをぶっ放しますが、性格は男性陣の中では一番まともでした。
女体化後は、全員レギュラーで登場。可愛い服は喜んで着ますが、性格が女性化することはありません。
他にも第11話では女を男に変える妖精が登場します。女→男の他、女になっていたラパンやショタの男体化。4巻では女体化・男体化で新キャラが登場しますが、ノリノリで体を活用している変態さんなので、キャラは面白いですがTS的な面白さはありませんでした。
『D線上のアリス』では、複数の女体化があるのが楽しいです。特にラパンとウメという女体化キャラ同士の擬似百合は珍しい気がします。それ以外にも、アリス大好きな女の子にラパン(体はアリス)が襲われたりも。掲載は少年誌ですが、ラパンのセクハラや着替え以外にも、百合エロや戦闘でのエロ描写があるので、ピュアなTSコメディが好きな人は回避された方が無難かと思います。
エロの基本は全裸にならなきゃ大丈夫レベル。ラパンが下着大好きなため、毎回描写にやたらと力が入っています。そこそこある戦闘シーンでは、頻繁に服が脱げるので、下着姿ですらない(鎖のみとか)のもあります。でも着たら着たで、バニーガールのコスプレだったりチャイナドレスだったりセクシー水着だったりするので、やっぱり変態っぽいです。戦闘時に多少エログロもあります。
難としては、1、2巻あたりに時折微妙な絵があること(終盤はとても可愛くなっています)。14話からは、いきなり少年誌なバトル+シリアスになっていることです。終盤の雰囲気の変わりっぷりに驚きましたが、ラストではとても綺麗な終わりを迎えています。
男は全部ヒロインにしてしまえ!!という潔さが感じられる馬鹿漫画なので、女体化ネタが好きならお勧めです。
追記は他の巻の表紙画像(大きめ)になります。
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