魔法少女猫X(全２巻)/おりもとみまな 感想

魔法少女猫X (1) (角川コミックスドラゴンJr.) (2004/12) おりもと みまな 商品詳細を見る

魔法少女猫X/おりもとみまな/全２巻/ドラゴンエイジ連載/獣人/けもみみ(猫、犬、馬、牛、ねずみ)/ふたなり/オタク・腐女子

あらすじ
究極の愛か！ただの虐待か！高校生と飼い猫が繰り広げるマジカルラブコメ！
人間と獣人が共存する世界。が、獣人に社会を脅かす能力を持ったEVOが出現した。高校生ヤマトの飼い猫ペケもこのEVOだが、主人の激しい（？）愛を受けEVO捕獲の任務につくことになって・・・。

感想
登場する獣人は猫、犬、ねずみ、馬、牛、あざらし。ペケは猫獣人ですが、ご主人さま一番の従順なペットです。
オタな高校生ご主人さまと飼い猫のラブコメとありますが、やってることは顔面殴打に尻叩きと、ラブコメを軽く超えちゃってます。
表紙からして微妙にエロい感じですが、中身は表紙以上にエロエロです。
一巻では股間を紐で縛ったり、放尿したり、全裸だったり。２巻ではふたなりな馬獣人まで出てきます。
獣人の身体能力＋EVOの能力を使ってのバトルは、スピード感あり、構図も派手で面白いですが、やっぱりエロが入ってます。

エロのことばかり書きましたが、実は獣人の設定がものすごく好みだったりします。
この世界の獣人は、一般の動物から生まれた変種です。人の話をし、姿をしていても、動物から生まれているのであくまで動物という扱いを受けています。
そのため当然人権などありませんし、耳にはナンバータグが付けられます。人に危害を加えれば保健所による処分もあります。EVO(Evolution：進化した獣人)対策も保健所の担当です。
人間との恋愛ももちろんありえません。法で禁止されてるからダメ、ではなく異常だから、変だからという理由で恋愛がありえないのです。
最終回の主人公の叫びを見た後読み返すと、主人公の過激な行動や台詞にも納得ができます。

ちなみに２巻で最終回を迎えていますが、作者によって補完版同人誌も出ています。
そっちだとがっつりハッピーエンドです。やっぱりエロですが。