CLUB CRIME(全３巻)/凛野ミキ 感想

クラブクライム (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (2003/10/25) 凜野 ミキ 商品詳細を見る

CLUB CRIME(クラブクライム)/凛野ミキ/全３巻/ZERO-SUM連載/女装/人殺しギャグ

粗筋：フレディの生まれ変わりと思いこまれて、ストーカー美少女に「殺人鬼研究部」略してサツケンに入れられた境少年が、ひどい目に合ったり合わせたりする殺人ギャグ漫画。

感想：２巻から可愛い男の娘が出てきます(表紙右側)。服装はパーカー＋キュロット、「デン(自分の名前)は○○なのですよ～」口調なので、女装というよりはショタの範疇かもしれません。
外見は可愛いですが、大好きな先輩(イケメン)と心中を目指したり、先輩に憧れる女の子を片っ端から(人生も)諦めさせるような殺人鬼です。寮では境と同室ですが、先輩大好きで、特に楽しいイベントはありません。性格は悪いです。

殺人鬼大好きで、カラオケの待ち時間が嫌だからレベルの理由で人を殺す赤池さんを始め、自殺の為なら手段を選ばない別府君、強者にはとことん弱く、弱者にはとことん強い顧問、人を追い詰めるのが大好きな占い師さんと濃いキャラが揃っています。
良心・善意が一切存在しない日常会話は、シュールなギャグ漫画として面白いです。メインは殺人ですが、殺人以外にも色々やります。途中でシリアスになったりもなく、最後までギャグで通しているので、純粋なギャグ漫画が見たい人にはお勧めです。血しぶき程度で、ひどいグロはありません。

ただザクザク人が死ぬ上、友達が目の前で殺された女の子(メインでもない一般人)が、「死んだからもういらないっしょ?」と言って殺された子の鞄をあさるような漫画なので、抵抗がありそうな人は回避した方が無難です。


厘のミキ：『落下傘ナース』感想
ペンネームが違いますが、凛野ミキ＝厘のミキです。