落下傘ナース(全2巻)/厘のミキ 感想
admin≫
2009/08/29 01:04:10
2009/08/29 01:04:10
※グロ注意
落下傘ナース/厘のミキ/ウルトラジャンプエッグ連載/全2巻/サイボーグ/ヤンデレ/Sヒロイン/女装
プライドだけは高いが、超ヘタレな少年・チトセは幼馴染の少女・文子を盾に、身を守る日々。
そんな腐りきったチトセに、文子は常軌を逸した献身ぶりをみせる。
文子にとって、チトセに尽くすことだけが生きがいみたい。
だが、ある日、2人の前に「ナース」が現れ、文子を凌ぐ献身ぶりを発揮する。
焦る文子。チトセに必要とされるべく、ありとあらゆる手段を講じるが…?
依存しあう2人の、血沸き肉片踊るラブストーリー! (Amazon 内容紹介より)
こういう人におすすめ→グロ、ヤンデレ、病んでる世界が好きな人
こんな人はやめといた方がいい→グロ駄目な人、ライトなヤンデレ(軽いものも有りはします)、まともな感覚が好きな人
エグイです。エグイ=エログロと言ってもエロ1対グロ9くらい。
本格的な赤ちゃんプレイや、ヒロインが携帯でオ○ニーなど、他の漫画で見ないようなエロは多いです。ただ、狂気染みた愛情やグロ表現としてエロが使われているため、エロスよりも嫌悪感が湧くものばかりでした。
内容は、人の痛みをその身に引き受けることができる「サイボーグナース」と、「サイボーグナース」になった文子、そして文子のオーナーになったチトセのブラックギャグです。
サイボーグという設定ではありますが、基本は身体能力の強化で、時間が経つと腐ります。骨が折れてもバラバラになっても金属部品などは見えません。首がもげると血がふき出ますが、修理の際は首を取り外したりもしています。どういう仕組みかは不明です。
サイボーグは、文子の他、ツインテロリ、乱暴者の歯科ナース(この子だけ手にドリルがつきます)、明るい幼女、敵のクール少女、ちょい役で女装ショタが登場。
肉体的なサイボーグ要素は今一つですが、「サイボーグナース」という「モノ」になったことに対する文子の発言は、あまり他の作品で見ないものが多く有りました。
「人間じゃない!!私…物になれた…私 本当の意味でチトセくんの物になれた。
生きたままで ただの道具になれた!」
と言って、泣いて感謝をする場面は、周囲の反応も含めて、この漫画の奇妙さが出ていて面白かったです。文子は終始こんな風で、「サイボーグ」=「道具」という発言が色々とあります。
女の子が弾け飛んだり、体中の血管から血が噴出したりというグロや、ヒロイン達の殺人以上の暴力行為で人を選ぶ漫画ではありますが、登場人物の台詞や心情も、かなり癖が強いです。
例えば生徒たちが
「これって翼みたいじゃない?今なら飛べるかも」
と言って次々と窓から飛び降りるという場面があります。ここに至る過程も、これをやっている人たちの台詞も気持ち悪いですが、それを見ても誰も何とも思わないという空間がシュールです。
他人が殺されても全く無関心、自分のことにすら無関心な名前も無いモブキャラクター達。そしてその言葉は、逐一読み手の心をささくれさせます。
また登場人物は全員がどこまでも自分本位で、倫理観など一切無く、その歪みまくって狂った価値観に感動したり、賛同したりします。その発言は大抵は狂ったものですが、稀に一般的な価値観を逆手にとって、悪意を込めて映し反したようなものもあり、ぞっとしました。
たとえば大好きな人に尽くしたい、守りたいと思う行動。これ自体は決して悪いものではありません。ですが、その行動を突き進めた結果は――。
人を選ぶ漫画ですが、気持ち悪い漫画や不快な世界に、どっぷり嵌りたい方にはおすすめの作品です。
『落下傘ナース』1話はウルトラジャンプエッグのサイトで試し読みできます。
落下傘ナース 第1話 それぞれの幸福
ラストの方で、少女の変形および血管隆起後の全身流血がありますのでご注意ください。
他の要素について
女装:ショタな女装っ子ナース(肛門科)が登場します。外見は可愛いですが、治療に来た患者をわざと乱暴に治療し、その痛みを引き受けて喘ぎ声をあげる変態です。第2巻に2話だけの登場します。
※基本ギャグですが、最終巻で非常に怖い場面があるので、ホラーが苦手な方は注意してください。
※同作者の人殺しギャグ漫画『クラブ・クライム』の屑先生がちょい役でゲスト出演しています。
凛野ミキ:『CLUB CRIME』感想
ペンネームが違いますが、凛野ミキ=厘のミキです。
Sヒロインはネタバレのため続きを読むに。
▼続きを読む▼
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プライドだけは高いが、超ヘタレな少年・チトセは幼馴染の少女・文子を盾に、身を守る日々。
そんな腐りきったチトセに、文子は常軌を逸した献身ぶりをみせる。
文子にとって、チトセに尽くすことだけが生きがいみたい。
だが、ある日、2人の前に「ナース」が現れ、文子を凌ぐ献身ぶりを発揮する。
焦る文子。チトセに必要とされるべく、ありとあらゆる手段を講じるが…?
依存しあう2人の、血沸き肉片踊るラブストーリー! (Amazon 内容紹介より)
こういう人におすすめ→グロ、ヤンデレ、病んでる世界が好きな人
こんな人はやめといた方がいい→グロ駄目な人、ライトなヤンデレ(軽いものも有りはします)、まともな感覚が好きな人
エグイです。エグイ=エログロと言ってもエロ1対グロ9くらい。
本格的な赤ちゃんプレイや、ヒロインが携帯でオ○ニーなど、他の漫画で見ないようなエロは多いです。ただ、狂気染みた愛情やグロ表現としてエロが使われているため、エロスよりも嫌悪感が湧くものばかりでした。
内容は、人の痛みをその身に引き受けることができる「サイボーグナース」と、「サイボーグナース」になった文子、そして文子のオーナーになったチトセのブラックギャグです。
サイボーグという設定ではありますが、基本は身体能力の強化で、時間が経つと腐ります。骨が折れてもバラバラになっても金属部品などは見えません。首がもげると血がふき出ますが、修理の際は首を取り外したりもしています。どういう仕組みかは不明です。
サイボーグは、文子の他、ツインテロリ、乱暴者の歯科ナース(この子だけ手にドリルがつきます)、明るい幼女、敵のクール少女、ちょい役で女装ショタが登場。
肉体的なサイボーグ要素は今一つですが、「サイボーグナース」という「モノ」になったことに対する文子の発言は、あまり他の作品で見ないものが多く有りました。
「人間じゃない!!私…物になれた…私 本当の意味でチトセくんの物になれた。
生きたままで ただの道具になれた!」
と言って、泣いて感謝をする場面は、周囲の反応も含めて、この漫画の奇妙さが出ていて面白かったです。文子は終始こんな風で、「サイボーグ」=「道具」という発言が色々とあります。
女の子が弾け飛んだり、体中の血管から血が噴出したりというグロや、ヒロイン達の殺人以上の暴力行為で人を選ぶ漫画ではありますが、登場人物の台詞や心情も、かなり癖が強いです。
例えば生徒たちが
「これって翼みたいじゃない?今なら飛べるかも」
と言って次々と窓から飛び降りるという場面があります。ここに至る過程も、これをやっている人たちの台詞も気持ち悪いですが、それを見ても誰も何とも思わないという空間がシュールです。
他人が殺されても全く無関心、自分のことにすら無関心な名前も無いモブキャラクター達。そしてその言葉は、逐一読み手の心をささくれさせます。
また登場人物は全員がどこまでも自分本位で、倫理観など一切無く、その歪みまくって狂った価値観に感動したり、賛同したりします。その発言は大抵は狂ったものですが、稀に一般的な価値観を逆手にとって、悪意を込めて映し反したようなものもあり、ぞっとしました。
たとえば大好きな人に尽くしたい、守りたいと思う行動。これ自体は決して悪いものではありません。ですが、その行動を突き進めた結果は――。
人を選ぶ漫画ですが、気持ち悪い漫画や不快な世界に、どっぷり嵌りたい方にはおすすめの作品です。
『落下傘ナース』1話はウルトラジャンプエッグのサイトで試し読みできます。
落下傘ナース 第1話 それぞれの幸福
ラストの方で、少女の変形および血管隆起後の全身流血がありますのでご注意ください。
他の要素について
女装:ショタな女装っ子ナース(肛門科)が登場します。外見は可愛いですが、治療に来た患者をわざと乱暴に治療し、その痛みを引き受けて喘ぎ声をあげる変態です。第2巻に2話だけの登場します。
※基本ギャグですが、最終巻で非常に怖い場面があるので、ホラーが苦手な方は注意してください。
※同作者の人殺しギャグ漫画『クラブ・クライム』の屑先生がちょい役でゲスト出演しています。
凛野ミキ:『CLUB CRIME』感想
ペンネームが違いますが、凛野ミキ=厘のミキです。
Sヒロインはネタバレのため続きを読むに。
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この記事へのコメント
表紙の女の子はカワイイので読もうかなと
思ったんですがグロですか・・・
断念します(笑)
思ったんですがグロですか・・・
断念します(笑)
> runa.love 様
グロ以外もいろいろと酷いのですが、
グロが苦手な方はまずやめた方がいいかと思います(笑)
グロ以外もいろいろと酷いのですが、
グロが苦手な方はまずやめた方がいいかと思います(笑)
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