はじまりのグラシュマ/スエカネクミコ 感想
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2009/08/14 02:13:22
2009/08/14 02:13:22
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粗筋:世界から「女の子」が消失して数年後――。総務省は増え続ける「魔法使い」の人口対策と実態調査のため、5年に一度の<国勢調査>を実施することになった。国家特別公務員である日暮里規則(にっぽりのりのり)は強力な魔法を使う先輩・五反田猛(ごたんだたけし)とともに、あふれる魔法使いたちの能力調査を行うことになった。
感想:収録作「Aのパッション」が3人のオタク魔法使いの話で、その内の一人が手で触れることで男をメイド少女に変身させる力を持っています。ただし下半身は男のままなので、正確には「ふたなり化」です。
変身させられるのは主人公とオタク魔法使い3人です。該当する話は30ページと短く、しかも女体化ではなくふたなり化ですが、変身シーンがセーラームーンパロ(全裸を光の帯が覆う)だったり、変身直後になぜかお色気ポーズをとっていたりと楽しいです。もともと女顔の主人公は顔立ちと体つきが女性に、容姿がアレなオタク3人は、天然パーマ・眼鏡・そばかすといった特徴を残しつつも完全な美少女に変身します。同僚2人も女体化しますが、こちらはマッチョだったり、外見が変わらなかったりと、あまり可愛くはありません。
ストーリー前半は問題対策課が事件を解決するコメディです。シュールで切ないゴミ屋敷のおじいさんの話や、オタク女体化の完全ギャグなど話の雰囲気は色々ですが、基本は様々な能力を持つ魔法使いが爆発したりドラゴンを召喚したり透明になったりして大騒ぎです。
しかし後半は一転。「女の子たちがいなくなった原因との対決」を描いたシリアスなものになります。前半とかなりギャップがあり、読んでいて戸惑いました。
場面場面はいいのですが、全体的に説明不足でちょっと分かりづらかったです。
ただ非常に好みなヤンデレさんや、可愛いTSキャラが出ていたので、値段分は楽しめました。
ちなみに作者のスエカネクミコさんは、『成城紅茶館の事情』というTSF変態エロ漫画も描かれています。
『成城紅茶館の事情/スエカネクミコ 感想』はこちら。
またスエカネクミコさんがイラストを担当しているライトノベル『神父と悪魔シリーズ/志麻友紀』には、女の子に変身してシスターとして働く悪魔が登場します(表紙の赤ずきん)。
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ヤンデレさんがやったことは「続きを読む」で。ネタバレしています。
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