アキハバラ無法街/杉村麦太 感想
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2009/08/12 01:38:10
2009/08/12 01:38:10
 | アキハバラ無法街 (チャンピオンREDコミックス) (2008/02/20) 杉村 麦太 商品詳細を見る |
旧アキバvs新アキバ!! ２０XX年――古き良き伝統と文化を守る「旧アキバ」を「新アキバ」の無法な暴力が襲う!!たった一人で非力な街を守るのは女装メイド少年、その名も「くるり」!!(背表紙粗筋より)
主人公のくるり(表紙で銃を構えるメイド)が女装少年です。メイドとして働いており、全編通して女装しています。一人称は「ボク」で、特にためらいもなくメイドをしていますが、そのせいで他のメイドに蹴られたり縛られたりしています。スク水メイドの
「女装ショタなめんな!!恥じらいのない女装は単なるオカマだ!!」
は迷言だと思います。
メイド喫茶ピンキーズで働く「くるり」が主役の女装メイド漫画ですが、実はメインはガンアクションです。
機械化メイドやウイルスによりミュータントと化したヤマンバギャル、「複合強化猟兵(軍用サイボーグ)」、持主と連動し戦闘マシーンと化したフィギュアなどとのハードなアクションがほとんどのページを占めており、萌え漫画的な要素はほとんどありません。女の子だろうとメイドだろうとバカバカ死にますし、容赦ない拷問や、戦闘の巻き添えで一般人が腹を裂かれたり四肢が飛んだりとエグイ描写も多いです。
しかし主人公がどんなにやられても、必死で街を守ろうとするのは燃えます。近未来の無法街・アキハバラで戦う女装メイドという馬鹿設定なのに、一人で倒せない敵を協力して倒す!とか、敵と共闘として悪の組織を潰す!!とか、戦闘と展開はむしろ王道。表紙だけでは嘘くさかった、帯の「超痛快・アキハバラウェスタン！」という文章も、読んでみて納得でした。キャラクターや状況毎に、使用する銃が変えられていたのも良かったです。ただ、やるせなく、切ないラストもあるので、超痛快かは謎ですが。
１、３、４話には、サイボーグやフィギュア(アンドロイド)との戦闘があります。
１話では腕からナイフなどを出すサイボーグ化したメイド、３話では軍用サイボーグ(ただし思考・行動はかなり機械的。ROMから情報取得可、損傷部から機械が見えるなど)、４話ではフィギュアが登場するのですが、特に軍用サイボーグの話で出てきた「くるりを兄と慕う妹型サイボーグ」が、くるりの役に立とうと一生懸命でとても可愛らしかったです(外見や行動はともかく)。
また２話のvsコギャル戦では、敵対するコギャルで百合な二人が登場します。この話と軍用サイボーグの話は、特にストーリーが好きでした。
以下エロ寄り感想です。
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