祝福のカンパネラ(1)/虎向ひゅうら 感想(原作:ういんどみるOasis)
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2009/08/02 00:19:50
2009/08/02 00:19:50
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世界の宝物庫」と呼ばれる都市・エルタリア――。冒険者クラン「Oasis」に所属するレスターは流星群が流れる7年に1度の収穫祭の夜、大聖堂の搭で謎の美少女・ミネットと出会う……。(裏表紙粗筋より)
ヒロインの一人がアンドロイドです。ファンタジー世界のため、動力は魔術的なエネルギーで、アンドロイドではなく「自動人形(オートマタ)」という表現をされています。
表情も仕草も全く人間と変わらず、睡眠もとれば夢も見ます。製作されたばかりなので、言動は幼く、主人公を「パパ」と呼び慕っている女の子です。
またヒロインの一人は人形師で、猫の自動人形・タンゴも登場します。こちらの方は、普通の猫と異なり、二足歩行で言葉も話すことができます。
ストーリーは冒険者レスターと、彼を取り巻くヒロインたちとの冒険ありラブコメディーです。第一話から既に友人であるヒロインが複数登場し、また特殊な用語も出てくるので、少し戸惑いました。
ですが、定番幼馴染に、自動人形、女騎士、特殊な力を持った人形師とファンタジーのお約束ヒロインを揃えており、展開にも安定感があってすぐに入り込むことができました。元々可愛い絵柄ですが、同作者の他作品と比べても、ヒロインたちの表情が幼く描かれており、特に可愛らしく感じられました。
作品の展開上、複数のヒロインに好意をもたれることになりますが、どろどろした展開や激しい嫉妬描写はありませんでした。
前半4話は、みんなでクエストに参加したり、海に遊びに行ったり。後半3話は、各ヒロインとのイベント的な話で、親しくなる過程がそれぞれ1話ずつきちんと描かれていました。
原作の「ういんどみるOasis」前作「はぴねす」では、渡良瀬準という女装っ娘がいましたが、今回は女装っ娘の登場はありませんでした。
機械で作られた「アンドロイドらしさ」を感じられるキャラクターは登場しませんが、ほのぼのした世界観や、メインヒロイン(4人)との丁寧な関わりを楽しみたい人にはお勧めです。
以下、ゲームプレイ済みの方向けの感想になります。
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