ばっちょんガールズ(1)/町田とし子 感想
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2009/07/16 03:05:36
2009/07/16 03:05:36
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粗筋:「ばっちょん」とは長崎の方言で「バドミントン」のこと。個性豊かな5人のメンバーがバドミントンの常識を一切無視して突っ走る、抱腹絶倒の破壊的ギャグコミック!!(帯より)
感想:主人公(おかっぱ少年)のぴろちが1ページ目からいきなりセーラー服を着ています。
ぴろち「オレは男だよっ!何制服すりかえてんの?」
母「すり替えた記憶もないし、男に産んだ記憶もないわ」
そんなわけで、外見が女の子みたいなため、女の子として育てられた男の子が主人公です。女装自体は1話と2話に少しあるだけで、それ以外ではずっとジャージ(制服を持っていないため)を着ています。女装は少ないのですが、なぜか周囲には女の子として受け入れられていて、クラスメイトにもてまくりです。それでも本人は男らしさを目指しているのが不憫。
バドミントン部がメインですが、バドミントンはしていません。そして、破壊的ギャグというより、破壊するギャグです。物とか人とかストーリーとか、いろいろな物が壊れます。
一応主人公以外の部員は全員女の子というハーレム状態ではありますが、女性陣のキャラが濃すぎてむしろ主人公が一番の萌えキャラと化しています。
ぴろちを誘った女の子は、人見知りで気弱なアマゾネスですし、部長は23歳でアルコール中毒の男嫌い。副部長は可愛いですが、疑心暗鬼と被害妄想の権化でツンツンしたりヤンヤンしたりで忙しく、唯一同じ学年の天真爛漫少女は副部長だけには笑顔で黒いのでちょっと怖いと、ぴろち以外の部員はイロモノっぷりが強いです。ぴろち以外の男レギュラーに顧問がいますが、なぜか熊?です。
展開もキャラもさっぱり読めないやりたい放題の暴力ギャグが好きな人、どんなにアレな相手でも目上の人には敬語で話す、健気で礼儀正しい女装?少年が好きな人にお勧めです。
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