きらきら☆迷宮(ラビリンス)/おおばやしみゆき 感想
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2009/07/12 22:38:00
2009/07/12 22:38:00

※画像は「きら」が表紙の2巻になります。画像は紀伊国屋書店からです。
きらきら☆迷宮(ラビリンス)/おおばやしみゆき/全3巻/ちゃお連載/女装/学園ミステリー/女子校
粗筋:男の子が苦手で、寮付きの女子校に入学した「ありす」。ところが同室になった美少女「きら」は男の子!?彼は姉の死の秘密を探りに来たと話すが・・・女装少年学園ミステリー開幕!!
感想:男の子が苦手で、美人に弱い主人公・ありすと、同室の美少女風少年・きらのミステリー漫画です。
3巻まるまる二人がメインの話で、しかも女子寮という設定ですが、男であることを隠そうとするイベントは一切ありません。行動もちょっと意地悪だけど、実は優しいという、如何にもなヒーローキャラでした。
3巻での「女装状態で記憶喪失」という展開は、女装という要素が生きていて面白かったです。
ストーリーにですが、1、2巻にはそれぞれ2件ずつ事件が入っており、全体を通して姉の死について調べるという内容になっています。
可愛い絵柄・コミカルなノリに反して、陰湿な犯行や納得しづらい動機の殺人も起こるので、後味はあまり良くありません。また、きらが姉にこだわる理由も、はっきりと解明されないまま終わってしまうのが残念です。
単行本に全3巻ではなく1~3と書かれているので、もしかすると続くのかもしれませんが、2001年に終了後、2009年現在まで描かれてはいないようです。
3巻は学校を離れて遺産探しに参加。姉の死などは一旦終了し、番外編のような話です。
女装した状態での記憶喪失では、自分が変態なのかと悩んだり、男に迫られたりする場面もありました。
女装という設定を活かした話は少ないですが、きらは美人で格好良く、何より最初から最後までずっと女の子の格好で活躍していますので、美人な女装キャラや、女装ヒーローと女の子の恋愛が好きな人にはおすすめです。
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