しましま/群青 感想
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2009/05/09 01:49:04
2009/05/09 01:49:04
![]() | しましま (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (2007/01/25) 群青 商品詳細を見る |
粗筋
大葉屋は、しましま向けの道具屋さん。でも大葉屋の次男はしましまが大嫌いで・・・
感想
「しましま」は、人と妖が混ざって生まれた半端な存在のこと。なので具体的な妖怪の名前などはありません。
しましまはとても近い存在。しましまは人とよく似た(もしくは同じ)心を持っていて、人の中で暮らしているものもいる。でも決して人ではない。
しましまとの近すぎない関わりが好みでした。特に読み切りは、しましまと、しましまに関わる人の気持ちが描かれていて良かった。
残念なのは一巻で終わりということ。同居していた少女が、結局謎の人で終わってしまうなど、もっと描けただろう話がありそうで勿体無い。
後半には敵対するしましまも出てきますが、もっとしましまと人間の関係を描いてからだと、より印象深かったかと思います。
読後感は悪くないし、いい本だと思うのですが、本当に惜しい一冊です。
雰囲気はとてもいいです。他の作品だと夏目友人帳やもっけに近い感じがします。
優しい和風ファンタジーが好きならおすすめです。
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