福猫/ミサトモコ 感想
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2009/07/09 17:57:31
2009/07/09 17:57:31
![]() | 福猫 (YA!コミックス) (2009/06/16) ミサトモコ |
粗筋:猫の「ミヤ」と、「ミヤ」に振り回される予備校生いちろー(本名不明)の日常を描いた、ほのぼのにゃんこコメディ。
感想:見た目人間でぺらぺら言葉も喋る(でも言葉の意味が分からないことも多い)「ミヤ」ですが、人としての常識は全くゼロ。魚は盗むは、塀は飛び越えるは、主食は猫缶だはと、まんま猫な「ミヤ」にめろめろです。耳がぴこぴこ動いたり、気づくと手がぐーになっているのも可愛い。
ミヤ以外にも、見た目は完璧に人間だけどエロ語ばかりを話す「ナーナ」、ナーナの兄で猫の「ニーニ」、猫又の「ナオ」、そして「ミヤ」「ナーナ」を人間にした「神様」が登場します。ぼけぼけ神様と猫'sの会話は、ほんのりずれていて和みます。
猫たちの行動も可愛いですが、初めは「ミヤ」を「人間」の女の子として意識していたイチローが、次第に「猫」の女の子として接していくのも面白いです。また猫である「ミヤ」の気持ちも、イチローと一緒にいるうちに次第に変化していきます。とはいえそこは人間と猫。のんびりゆっくり、好きが育ち始めたところで終了です。
同人誌ではまだ続きがあるようですが、この本の続編が出るかは不明なのは残念。
ちなみに表紙を見て「サービスシーン多そう」と思ったのですが、実際はこけてパンチラと、寝ぼけてナニをふにふにする場面が一か所あっただけの健全漫画でした。
女の子になっちゃった猫の話が好きな人には、全力でお勧めです。
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