あにふぁみ!Animal Family/南京ぐれ子(高嶋ひろみ) 感想
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2009/07/04 23:32:25
2009/07/04 23:32:25
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粗筋:両親が海外で宣教師をしている天草家は、熱血高校生万里に天使少女の千里、飼い犬ムサシに雄鶏のコジロー、猫のメリーの2人と3匹(+雌鶏)で元気に暮らしています。千里と結婚する為に現れた吸血鬼・ユダによって、万里は子どもに、動物達は人間に変えられてしまって?!
感想:ユダにかまれて万里→子ども、ムサシ・コジロー・メリー→人間(けもみみ・尻尾付き)になります。メリーは去勢された雄猫で、人間になるとワンピースを着た我儘Sな猫耳女装少年になります。とても可愛いのですが、残念なことに初登場である2巻第1話以外はあまり目立ちませんでした。
またユダが連れているコウモリ5の一匹は、自由に人間に変身できる女の子です。こちらは悪魔の少年のような格好で、2巻中盤まで周囲に男と思われています。ただ本人は男装の自覚はないので、男装キャラと言うには微妙なところです。
他には、隣に住んでいる歯フェチな歯科医と、まともにいい人な弟も登場します。
人間になった動物達は、人間と同じように会話ができたり、可愛い女の子(実は雄のメリー)に騒いだりと、最初から人間的な行動が多いです。
ですが、動物達の性格は、努力型の駄犬、けんかっ早い雄鶏、気まぐれな猫という動物時の性格そのままですし、ムサシは焦ると手をついて走るし、コジローは屋根の上に登るし、メリーはテリトリーからは出てこないしと、人間らしくふるまっていても、時折動物時の行動も出るのが楽しいです。
一応ストーリーの中心は、千里を狙っているユダを倒して、ついでに元に戻る!というものですが、ユダがぼけぼけな上、狙われている千里本人がのんびりしているので、兄と動物sの空回りどたばた劇が中心になります。
万里と動物達がみなハイテンションで、話も可愛らしいので何も考えずに楽しく読めました。表紙だけ見ると退魔漫画のようですが、そういった要素はほとんどありません。
唯一のオアシス千里は、天使みたいなピュア少女で癒されます。同作者さんの「未満れんあい(コミックハイ!で連載中)」のヒロインも千里と同じピュア少女で、こちらもとても可愛いです。
動物変身ものや、テンション高めなお気楽コメディーが好きな人にお勧めです。
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