こいこい7/もりしげ 感想
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2009/05/08 03:08:17
2009/05/08 03:08:17
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粗筋
手違いで女子高五光学園に入学してしまったダメ高校生田中哲朗。しかも寮の美少女6人組「こいこい7」はサイボーグ!?
感想(グロ注意)
基本はサイボーグな女の子達とのどたばたお色気コメディ。主人公が時々女装をします。アンドロイドは2体登場します。
ヒロインは天然、元気な正義少女、ぼんやり田舎っ娘、不思議ちゃんにヤンデレ風味とお約束のオンパレード。
それに妙な語尾やヒーローおたくなどの要素をプラスして個性的なキャラを仕立てています。
男嫌いの生徒会長のため、主人公と敵対関係にある生徒会も、女王様生徒会長を筆頭に縦ロールにザマス口調の屁糞蔓の君や和洋中トリオなど濃い人材がそろっています。
主人公はこれも例にもれず、眼鏡で消極的な根暗な振り回され気質の少年です。
女子高だからか百合ネタも多く、女の子同士でいちゃいちゃしていることも多いです。
サイボーグという設定も、萌えバトル展開を入れるには都合が良いですし、よくある美少女萌えハーレム漫画と思っていいでしょう。
9巻の衝撃的すぎる展開を除けば。
8巻までにもサイボーグ化の理由や、過去話など暗くなりそうな片鱗は見せていました。
ただ、文化祭やら海水浴やらお気楽な場面の合間を縫って小出しな上に、敵も味方も秘密主義なので、諸所に引っかかりを覚えながらも、勢いに流されてしまうのです。
それが、8巻ラストから謎やそれぞれの行動理由などが明るみに出、一気に話が進みはじめます。
そして、お色気コメディから一転、内臓飛び散りや、ヒロインの顔面潰し、輪姦と、一気にエログロ漫画へと変貌を遂げます。
必須のグロという感じではなく、グロを描きたいから描いたんじゃないかと思ってしまう描写が多々あります。あと死○はどう考えてもやりすぎ。
レイプされた跡を残した血まみれの少女が、内蔵はみ出したばらばら死体の中で笑いながらこっちを見ている絵は普通に怖いです。
しかし、苦手な人には勧められませんが、展開や台詞はかなり燃えます。
敵対していた人間同士が、共に立ち上がるというのが好きということもあります。
最後の敵との戦いも熱く、機械と人間の融合の意味や、博士の語る言葉も印象的で、私はこの9巻を過剰なグロ描写ということを差し引いても、一番面白かったと思います。
男装要素はネタばれになりそうなので「続きを読む」で見てください。
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