低俗霊MONOPHOBIA(6・完結)/刻夜セイゴ(原作:奥瀬サキ) 感想
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2012/02/10 23:37:26
2012/02/10 23:37:26
![]() | 低俗霊MONOPHOBIA (6) (角川コミックス・エース 273-6) (2012/02/03) 刻夜 セイゴ 商品詳細を見る |
拉致された舞入夏 シリーズついに完結!!
彼女を救うため、日芽偲乃は一人未だ見ぬ敵に挑む!!
夢を掘られた日芽偲乃(ひめしの)を救うため、拳の師・メヌゥを捜す逢月舞入冬(ほうづきまいと)。その助言は彼女が克服したはずの過去と再度戦えというものだった。
幼き日の彼女がパンティを渡した変質者の幻影……、ロリコン男性の欲望を具現化した異様な形状の敵との戦闘の直後、逢月舞入夏(まいか)が異形の腕に拉致され――!?
シリーズついに完結!!
兄妹精神同居ホラーサスペンス「低俗霊MONOPHOBIA」最終巻が発売されました。
収録されている2作とおまけ漫画はどれも非常に面白く綺麗にまとまっていたとは思うのですが、まだ謎が残っていること、いくらでも続けられそうなところで終わってしまいまったのは残念です。
収録されているのは前巻の続き「メヌゥの悪夢」2話~5話と「monophobiaでいいんじゃね?」2話、そして十野が性別が反転した世界の夢を見るおまけ漫画4ページ。
以下各話感想になります。

嫌悪感が付き纏う偲乃の性的なトラウマの夢「メヌゥの悪夢」。
前巻に収録された1話だけでも薄気味悪かったのですが、2話以降はさらに気持ち悪さアップ。
幼いころの「500円」と「下着」の記憶に引きずられ、性的な悪夢に浸食されていく偲乃。
そのことに気付いた舞入冬と、その悪夢の切っ掛けとなった「メヌゥ」に合いに行くことになります。

サービスシーンと言えそうな場面はかなり多く、「エログロ」という言葉にぴったりの内容。
偲乃の記憶・トラウマもそうなのですが、その悪夢から現れた地方に伝わる「白申」の言い伝えも後味が悪く、申に食われた無数のシャレコウベが口々に卑猥に叫ぶシーンは非常に気色悪かったです。
その分、舞入冬・舞入夏と偲乃の繋がりが清浄に感じられました。

獣に憑依された少女の話「monophobiaでいいんじゃね?」では、神花先生とジェーンの関係が明らかに。
全2話と他作品と比べて短い話でしたが、舞入夏の成長が感じられました。
なぜ舞入冬が舞入夏の中に居るのかなどはわからないままでしたが、ラストで再び木の下で交わされる会話のシーンが印象的でした。

おまけ漫画は、4ページと短いもののTSF好きには楽しい内容になっています。
女になった十野のハイテンションぶりも面白かったのですが、作中では登場しなかった男姿の舞入冬が登場したのも嬉しかったです。
既刊感想
低俗霊MONOPHOBIA(1)/刻夜セイゴ 感想
低俗霊MONOPHOBIA(2)/刻夜セイゴ 感想
低俗霊MONOPHOBIA(3)/刻夜セイゴ 感想
低俗霊MONOPHOBIA(4)/刻夜セイゴ 感想
低俗霊MONOPHOBIA(5)/刻夜セイゴ 感想
※角川ホームページで第1巻の試し読みが出来ます:http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200911000508
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