國崎出雲の事情(7巻)/ひらかわあや 感想
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2011/10/18 20:47:34
2011/10/18 20:47:34
![]() | 國崎出雲の事情 7 (少年サンデーコミックス) (2011/10/18) ひらかわ あや 商品詳細を見る |
7巻表紙は松樹&出雲!今回もカバー下(出雲&加賀斗の百合女装)、1ページ漫画3ページ、カバー下4コマ漫画と書き下ろしも充実しています。
限定版のドラマCDもケース書き下ろしで中にはキャラクター紹介紙あり、CD自体もかなり楽しい作品にしあがていて良かったです。
限定版ドラマCDの感想はこちらから。若干ネタばれしているので苦手な方はご注意ください。
男らしさに憧れつつも、その美貌ゆえに周囲の男から狙われる女形役者・國崎出雲。
歌舞伎役者修行に加え、通っている四条河原高校芸能科でも様々な問題に頭を悩ませる毎日を送っている。
今回なんと、学園を牛耳る要注意人物にケンカを売ってしまい、歌舞伎の舞台で決着をつけるハメに…
演目は「紅葉狩」、出雲はどう片をつける!?
7巻は、学園を牛耳る海外遠征組の歌舞伎役者・篠竹禄との「紅葉狩」対決がメイン。
収録されている五十九幕~六十八幕までの冒頭8話が該当になります。
傲慢不遜で不良仲間を引き連れては、平然と暴力をふるう篠竹禄。
友人達に「篠竹禄にだけは手を出すな」と忠告される出雲でしたが、学園の少女を気まぐれに追い詰めたことを知り怒鳴りつけてしまいます。
一応は紗英のお陰でその場は収まるのですが、その後篠竹禄が座頭を務める「紅葉狩」の舞台に立つことになります。
今回の舞台は「紅葉狩」。平維茂(たいらのこれもち)による鬼女退治を描いた歌舞伎です。
戸隠山へ紅葉狩りに訪れた維茂に、更科姫(さらしなひめ)という姫が美しい舞を踊ります。しかし、物語後半には、鬼女の正体をあらわした更科姫と維茂の派手な立ち回りを演じます。

華やかだったり哀しかったりと、様々な女性を演じていた出雲ですが、今回は前半後半と真逆の女性を演じることに。
本番での、怪しく凶暴な鬼女姿が見どころです(画像の練習だと可愛らしいのですが)。
ストーリーの方は、出雲の歌舞伎特訓と、横暴な禄が抱える過去が次第に明らかになるストーリーが同時に進行していきます。
これまで同様、歌舞伎練習→問題発生→舞台で解決というお約束の展開ですが、しかしそこがいい(笑)
禄に負けないよう加賀斗と特訓に明け暮れる出雲も、秘密の過去を持つ禄も、今回は絶対に手を出すなと言われてしまい、こそこそ禄の過去を暴こうとする友人4人も、全員魅力的でした。
残り2話はどちらも単発コメディです。
第六十七幕「ワナいっぱい!!?校内体育祭!!」は、タイトル通りの体育祭編。
お祭り的な何でもありのドタバタ回で楽しかったです。珍しい立役姿の出雲も登場します。
第六十八幕「大切な事は姫が教える!!?」では、國崎屋の贔屓客の息子・各務秀一郎が再登場。
親子レクリエーションに親を呼べないという秀一郎のため、國崎屋の3人がなぜか女装して行くことになります。

加賀斗・ルイの女装はこの回のみメインなのですが、その分、加賀斗はポニーテールに袴姿、ルイはミニスカートなどでも女装しています。
話も女装も楽しい話でした。
既刊感想 : 1巻 / 2巻 / 3巻 / 4巻 / 5巻 / 6巻
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