低俗霊MONOPHOBIA(5)/刻夜セイゴ(原作:奥瀬サキ) 感想
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2011/09/05 16:55:20
2011/09/05 16:55:20
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死神に魅入られた舞入。捕らえられ、脅迫され、そして体を……。
決死の反撃に出るも、敵は予期せぬ手段で再び襲いかかる――!!
単独で依代(よりしろ)≪ツバメの大群≫を追い、囚われの身となった舞入冬(まいと)。
ミツルの調査により、事件の首謀者・槌田綾乃(つちだあやの)の生存が判明し、十野(とおの)とポーは再度、鷺沢浅人(さぎさわあさと)の口寄せで事件解決をはかる。
舞入冬は目覚めると舞入夏(まいか)に人格交代しており、綾乃の共犯者・倉橋啓吾(くらはしけいご)から事件の真相を知るのだった……。
優しい霊媒体質の少女・舞入夏と、彼女の体に住む双子の兄・舞入冬のホラーアクション「低俗霊MONOPHOBIA」。
5巻には前巻の続きである「クマのポー、再び」8~11話、そして新章「メヌゥの悪夢」1話が収録されています。
「クマのポー、再び」は、犯人に捉えられた舞入夏(舞入冬)、自殺した十野の義兄の口寄せ、そして終劇までが描かれています。
屍肉を使った依代、呪う側、呪われた側の陰惨さはとても気味が悪く不気味な話ですが、舞入夏達の必死な捜索はスピード感があり面白かったです。
幽霊が見せる過去の記憶と現実の描写が混ざり少し混乱してしまう所もありましたが、それ以上に話に引き込まれ一気に読んでしまいました。稀に挟まる馬鹿な会話も面白かったです。
「メヌゥの悪夢」は友人・偲乃が主人公。偲乃が舞入夏達に頼まれ、下着を渡し性器を見せる夢を見るという話です。
第1話なのでどういった話かはよくわからなかったのですが、エロティックな描写と妙に飄々としたアンバランスな雰囲気の話でした。
TSFに当たるのは一番初めの「クマのポー」第8話。
敵を追う舞入冬が逆に捕えられ、意識を失わされるまでが該当になります。

また「メヌゥの悪夢」では、偲乃の夢に舞入夏と舞入冬両方が登場しています。

クマのきぐるみを着た女性に死んだ義兄を口寄せするという場面もありましたが

こちらは一応憑依のTSFには当たるものの、萌えなどは一切ありませんでした。
女性の姿が少なめだったのは残念でしたが、舞入夏の中で喋ったり鳥に憑依したりと舞入冬の活躍も多いです。
表紙で今回はこの2人がメインかと思ったのですが、しっかり双子が活躍してくれていたので安心しました。
「クマのポー、再び」も「メヌゥの悪夢」も面白いので、ホラーアクションが好きでエログロが苦手でない方にはおすすめです。
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※角川ホームページで第1巻の試し読みが出来ます:http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200911000508
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