魔探偵ロキRAGNAROK~新世界の神々~/木下さくら WEB連載スタート
admin≫
2011/08/26 01:40:49
2011/08/26 01:40:49
魔探偵ロキ連載復活&期間限定で全話公開中!!
コミックBLADE該当ページ:http://comic.mag-garden.co.jp/beats/433.html
ガンガン、そしてコミックBLADEで連載されていた北欧神話ベースのミステリー「魔探偵ロキ」が、マッグガーデンオンラインにて再び連載開始されました。
これに合わせて『魔探偵ロキ』『魔探偵ロキRAGNAROK』のコミックス全12冊も、期間限定公開されるということですので、北欧神話とミステリーがお好きな方は是非ご覧ください。
続きは『魔探偵ロキ』『魔探偵ロキRAGNAROK』の感想になります。
魔探偵ロキ/木下さくら/ガンガン→コミックBLADE/神様/北欧神話/ミステリー/ホラー/獣人(蛇の怪物が人の姿で登場)
「魔探偵ロキ」は元々ガンガンで連載されていたミステリーで、エニックスお家騒動後マッグガーデンに移籍、その後「魔探偵ロキRAGNAROK」として連載された作品です。
タイトル「ロキ」でピンと来る方も多いと思いますが、この漫画は「北欧神話」がベースとなっています。
主人公は最高神オーディンによって人間界に落とされた邪神「ロキ」。
オーディンの命令で、少年探偵として人に取り付く「魔」を集めるロキは、彼に仕える青年・闇野、そしてロキに助けられたミステリー偏愛少女・大堂寺繭良とともに様々な事件を解くことになります。
以下wikipediaより粗筋抜粋(一部ネタバレのため削除)。
少年探偵ロキは北欧神話の邪神ロキの化身である。戯れが過ぎたため、最高神オーディンによって神界から人間界に落とされた。主神の命令で人間界の魔を落とし、魔を集めている。魔を集めやすいように燕雀探偵社(えんじゃくたんていしゃ)で探偵をしている。
ロキと闇野竜介が住む大屋敷に、ミステリーマニアの高校生、大堂寺繭良がロキの助手と自称して入り浸り、ロキを殺すように神界から命じられているが、貧乏なために飯をたかりにロキ宅へやって来る鳴神などが登場して、様々な事件が巻き起こる。
その他にもヘイムダル、ノルン三姉妹(ウルド、ヴェルダンディー、スクルド)、フレイとフレイヤ、ウトガルドロキ、ヘル、フェンリルなどが出てくる。
魔探偵ロキ初期から中期にかけては探偵としての物語が主なものとなっているが、後期から魔探偵ロキRAGNAROKにかけて徐々に神や神界に関係する話が多くなり、探偵としての物語は減少していく。
※なお北欧神話では「雷神トール」や「ロキ」の女装がありましたが、本作では特にそういった描写はありません。
この物語は、事件解決中心の前半(大体単行本5巻程まで)と、ロキが落とされた理由、そしてとある理由からロキを狙う神々との知能戦が中心となる後半に分けられます。
神話ベースで見るとどちらも面白くはあるのですが、個人的にはやはり前半のミステリー部分、特にその中でも特に序盤の作品が好きです。
推理自体は前半・後半ともに面白いのですが、初期の作品は血なまぐさい連続殺人や悪魔召還の儀など陰惨なものが多く、主人公である「ロキ」自体酷く奇妙な少年として描かれています。
欲望から様々な魔にとりつかれた人間が起こす事件の中、犯人を推理で追い詰め魔を落としていく主人公。
「魔探偵」というと魔法のような手法で問題を解決する半端なミステリーと勘違いされてしまいそうなのですが、事件の解決手法は他の硬派なミステリー漫画と変わりません。
専門的知識を要求したり異常なまでの難解さもないこの作品は、むしろミステリー漫画としてもかなりの秀作かと思います。
では何が「魔探偵」かと言うと、それは魔を落とす部分にあります。
使用された毒や犯人の行動をギリシャ神話になぞらえるなど、魔を落とす描写では神話や怪物伝承が登場。
また事件途中に神話などの逸話からヒントを得ることもあります。
しかし雑誌の方向性故か、ストーリーが進むに従って序盤の陰惨さは次第に形を潜め、後半になると登場人物同士の知能戦と「ロキ」の存在、そして北欧神話を語る上では外すことの出来ない「神々の黄昏-ラグナロク-」が語られていきます。
「探偵」部分目当てだと少し物足りない後半ですが、神様目当てだと後半は非常に面白い内容になっています。
続々と登場する北欧神話の神々達と、彼らが唱える「ラグナロク」。
しかし、本来の北欧神話ではその鍵を握るはずのロキ自身は記憶が欠け何も分からない。
北欧神話を読んだことがある方は細かい描写ににやりとできますが、内容自体は先の読めない展開になっていてとても面白い作品です。
勿論北欧神話を読んだことがない方も十分楽しめる内容になっているので、未読の方は是非一度ご覧ください。
コミックBLADE該当ページ:http://comic.mag-garden.co.jp/beats/433.html
ガンガン、そしてコミックBLADEで連載されていた北欧神話ベースのミステリー「魔探偵ロキ」が、マッグガーデンオンラインにて再び連載開始されました。
これに合わせて『魔探偵ロキ』『魔探偵ロキRAGNAROK』のコミックス全12冊も、期間限定公開されるということですので、北欧神話とミステリーがお好きな方は是非ご覧ください。
続きは『魔探偵ロキ』『魔探偵ロキRAGNAROK』の感想になります。
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「魔探偵ロキ」は元々ガンガンで連載されていたミステリーで、エニックスお家騒動後マッグガーデンに移籍、その後「魔探偵ロキRAGNAROK」として連載された作品です。
タイトル「ロキ」でピンと来る方も多いと思いますが、この漫画は「北欧神話」がベースとなっています。
主人公は最高神オーディンによって人間界に落とされた邪神「ロキ」。
オーディンの命令で、少年探偵として人に取り付く「魔」を集めるロキは、彼に仕える青年・闇野、そしてロキに助けられたミステリー偏愛少女・大堂寺繭良とともに様々な事件を解くことになります。
以下wikipediaより粗筋抜粋(一部ネタバレのため削除)。
少年探偵ロキは北欧神話の邪神ロキの化身である。戯れが過ぎたため、最高神オーディンによって神界から人間界に落とされた。主神の命令で人間界の魔を落とし、魔を集めている。魔を集めやすいように燕雀探偵社(えんじゃくたんていしゃ)で探偵をしている。
ロキと闇野竜介が住む大屋敷に、ミステリーマニアの高校生、大堂寺繭良がロキの助手と自称して入り浸り、ロキを殺すように神界から命じられているが、貧乏なために飯をたかりにロキ宅へやって来る鳴神などが登場して、様々な事件が巻き起こる。
その他にもヘイムダル、ノルン三姉妹(ウルド、ヴェルダンディー、スクルド)、フレイとフレイヤ、ウトガルドロキ、ヘル、フェンリルなどが出てくる。
魔探偵ロキ初期から中期にかけては探偵としての物語が主なものとなっているが、後期から魔探偵ロキRAGNAROKにかけて徐々に神や神界に関係する話が多くなり、探偵としての物語は減少していく。
※なお北欧神話では「雷神トール」や「ロキ」の女装がありましたが、本作では特にそういった描写はありません。
この物語は、事件解決中心の前半(大体単行本5巻程まで)と、ロキが落とされた理由、そしてとある理由からロキを狙う神々との知能戦が中心となる後半に分けられます。
神話ベースで見るとどちらも面白くはあるのですが、個人的にはやはり前半のミステリー部分、特にその中でも特に序盤の作品が好きです。
推理自体は前半・後半ともに面白いのですが、初期の作品は血なまぐさい連続殺人や悪魔召還の儀など陰惨なものが多く、主人公である「ロキ」自体酷く奇妙な少年として描かれています。
欲望から様々な魔にとりつかれた人間が起こす事件の中、犯人を推理で追い詰め魔を落としていく主人公。
「魔探偵」というと魔法のような手法で問題を解決する半端なミステリーと勘違いされてしまいそうなのですが、事件の解決手法は他の硬派なミステリー漫画と変わりません。
専門的知識を要求したり異常なまでの難解さもないこの作品は、むしろミステリー漫画としてもかなりの秀作かと思います。
では何が「魔探偵」かと言うと、それは魔を落とす部分にあります。
使用された毒や犯人の行動をギリシャ神話になぞらえるなど、魔を落とす描写では神話や怪物伝承が登場。
また事件途中に神話などの逸話からヒントを得ることもあります。
しかし雑誌の方向性故か、ストーリーが進むに従って序盤の陰惨さは次第に形を潜め、後半になると登場人物同士の知能戦と「ロキ」の存在、そして北欧神話を語る上では外すことの出来ない「神々の黄昏-ラグナロク-」が語られていきます。
「探偵」部分目当てだと少し物足りない後半ですが、神様目当てだと後半は非常に面白い内容になっています。
続々と登場する北欧神話の神々達と、彼らが唱える「ラグナロク」。
しかし、本来の北欧神話ではその鍵を握るはずのロキ自身は記憶が欠け何も分からない。
北欧神話を読んだことがある方は細かい描写ににやりとできますが、内容自体は先の読めない展開になっていてとても面白い作品です。
勿論北欧神話を読んだことがない方も十分楽しめる内容になっているので、未読の方は是非一度ご覧ください。
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