幻想大陸（全２巻）/夜麻みゆき 感想 ※Ｊコミ公開中

夜麻みゆきのファンタジーシリーズ第１期「幻想大陸」が無料コミック公開サイトＪコミにて公開されました。
幻想大陸、レヴァリアース、刻の大地と続くファンタジーシリーズなのですが、主要キャラクターに異性装のキャラクターが登場します。
掲載ページ:http://www.j-comi.jp/book/comic/4051
なお、異性装ではあるのですが「幻想大陸」内では最後まで本当の性別は明かされず、最終シリーズの「刻の大地」で漸く判明することになります。

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どちらも現在「Ｊコミ」にて全巻公開中です。


※以下ネタバレ注意

最初は月刊少年ガンガンのオリジナル4コマ漫画として登場。その後、月刊少年ギャグ王で連載を開始する。基本的にはほのぼのしたファンタジー系のギャグ漫画だが、時にはシリアスな話になったりする。
夜麻みゆきの作品の『レヴァリアース』『刻の大地』よりも（時間軸で言うと）未来の世界、もしくはパラレルワールドに当たる。主人公である「十六夜」「カイ」「ジェンド」が巻き起こすコメディ漫画であるが、後の作品である『刻の大地』へと大きく繋がっていく。
また、連載終了後も人気は高く、たびたび月刊少年ギャグ王で番外編や外伝が連載された。（wikipediaより）

該当キャラは第１話から登場しているダークエルフの「ジェイド」。容姿は褐色肌の中性的で無愛想な美少年です。
一族を皆殺しにしたモンスターを憎悪している記憶喪失の少女という暗い背景ですが、基本的にギャグ漫画（時々４コマ）なので、ほのぼのとした描写が多く一緒に旅をしている２人に振り回されています。

話はモンスターとも友達になってしまう少年・十六夜、女好きのおちゃらけ騎士・カイ、そしてジェイドの３人が旅をするというもの。
作中同じ部屋で寝たりもしていますが、性別に関しては一切触れられず、それらしい行動もありません。
また一巻では実は女性でありながら、女装して女の子のふりをするという話もありました。

ただ一緒に入浴の描写がないなど、女性と思って読むと納得できるような部分はちらほらとあります。
なおこのシリーズはドラマＣＤも発売されており、ジェイドの声は緒方恵美さんが担当されていました。


ちなみに性別が判明するのは最終シリーズ「刻の大地」はこちら↓

「刻の大地」は「幻想大陸」と異なりシリアス中心のファンタジーです。
ただこの漫画は打ち切りの為途中終了の作品で、現時点でも連載再開の予定はありません。