ドリーズパーティー(2)/山本和生 感想
admin≫
2011/06/01 21:49:28
2011/06/01 21:49:28
![]() | ドリーズパーティー 2巻 (ヤングキングコミックス) (2010/12/20) 山本 和生 商品詳細を見る |
感想を忘れていた本達をごそごそ発掘中です。
メガネ美人で稀代のマッドサイエンティスト、倫理無用の医師のドリー・シロマ。
ナゾの奇病に冒され、ドリー先生の執刀で女の子のカラダにされた元帝国剣護兵アーロン。賑やかな仲間とともに過ごす日々。
だが、ドリーもアーロンも大きな物語の流れの中に巻き込まれていた。
期待の大型新人山本和生が描く、V&Sアクション活劇、ついに2巻が登場!《ヤングキングα》連載作品。
公式サイトにて第2巻冒頭12ページが試し読みできます:http://www.shonengahosha.jp/comics/index.php?c1=200164
帝国傭兵の青年・アーロンが、女の子に改造手術されてしまうTSFアクションコメディ。
手術といっても「一年生になっちゃったら」などのとんでも手術(詳しく書かれていないのですが脳移植系?)なので、完全に女の子に変身しています。
1巻冒頭で女の子になったアーロンですが、2巻では女の体にも慣れ、ちょこちょこ女の武器なども使ったりしています。
絵的にも可愛くなっているのですが、仲間に馴染んできたこともあって、言動も茶目っ気が出てきているのも良いです。
とは言え中身はあくまで傭兵。可愛い少女の姿で荒くれ者をしごいたり、刀を振るい戦う姿は格好良いです。
血しぶきが飛び散るアクションシーンが多いのでグロが全く駄目と言う方には向きませんが、内臓などが見えたりということはあまりないので比較的読みやすいかと思います。
収録されているのは殺伐アクションの皮を被ったギャグ回「破壊者(クラッシャー)」3話、傭兵時のアーロンの部下と再会するシリアス「インペリアル・オーダー」3話、ほのぼの?コメディ「プレゼント」2話の計8話。
回によってかなりテンションが違うのが特徴的でした。
「破壊者」は相手の関節を一瞬で外すことが出来る男が、ドリーとアーロンを殺しに来る話。殺伐としていますが全体的にコメディチックです。
続く「インペリアル・オーダー」は一転シリアス。
アーロンと同じ奇病にかかった元部下と再会するも、脳まで侵された部下は、アーロンの武器を持っていたアーロンを「敵」と認識し殺しにかかるという話です。
女の姿で死に瀕した部下と対峙するアーロンは、久しぶりに格好よかったです。
「プレゼント」は、アーロンを慰めようと、あの手この手を使う仲間の話。また2話目では女アーロンの姿のスライム?が登場。アーロン+アーロンの会話が面白かったです。
絵柄は濃いですがコメディ要素の強い作品です。
男前のTS少女や、倫理崩壊派手アクションが好きな方にお勧めの作品です。
関連記事:ドリーズパーティー(1)/山本和生 感想
- 関連記事