げんしけん二代目の壱(10)/木尾士目 感想
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2011/05/25 22:46:07
2011/05/25 22:46:07
アニメ化もされたオタク漫画「げんしけん」の新シリーズ第1巻が発売されました。
前シリーズでも女装でコスプレネタがありましたが、第2シリーズではデフォルトで女装の人物が登場します。
以下該当キャラについてネタばれをしていますので、ネタばれが苦手な方はご注意ください。

げんしけん二代目の壱/木尾 士目/1~/青春/コメディ/オタク/女装/TSF?/女体化?(妄想内で女性化、該当シーンそこそこあり)
※10となっていますが、この巻からも読むことができます。
2006年に一旦完結した青春漫画の金字塔『げんしけん』。主人公・笹原の卒業とともに一度その幕を下ろしましたが、笹原の恋人となった荻上が会長になったところから、物語の続きが始まります。
大野やスーなどおなじみのキャラたちだけでなく、新入生たちが登場! コンプレックスを抱えた矢島、明るいキャラの歴女・吉武、そして超絶美少女に見えた波戸は実は……。クセのある新入生たちによる新たなる部室の物語。もちろん、斑目さんも大活躍ですよ!(公式紹介より抜粋)

前シリーズがとにかく好きだったので、キャラ一新の「二代目」には期待していなかったのですが、予想外に面白かったです。
前回は「くじびきアンパランス」という作中作を中心に据えたオタトークが多かったのですが、第二シリーズは第一話からいきなり腐女子中心BLトークに。
ある意味真逆の方向に行くのですが、和気藹藹とした雰囲気はそのまま変わりませんでした。
前シリーズ後半は割とシリアスな部分もあったのですが、二代目1巻ではそんなこともなく、漫画を描いたり喋ったり飲み会したりのサークル活動描写になっています。
登場するのは前シリーズからは、コスプレイヤー・大野、アニメ漫画の台詞を駆使する留学生スージー、変態男朽木、現役漫画家で部長の荻上、ツンデレ漫研部長、そして卒業生の斑目。
卒業生では斑目だけ出番はかなり多く、笹原達他のげんしけんメンバー達は、飲み会などでほんの少し登場する程度です。
さらに新入生としてきつい口調の矢島、明るいムードメーカー歴女・吉武、超絶美少女の波戸の3人が追加。
そして、実はこの超絶美少女の波戸が、女声まで使い分ける女装っ娘でした。
※ウィッグはロングとショートを使用。基本はロングの方です。
外見は可愛いのですが、中身はBLが好きで女のふりをしてまで「げんしけん」に入ろうとした筋金入りの腐男子。
元々は腐男子ということを誤魔化すために女装していたのですが、途中からは完全に女装自体が目的になり、スキンケアに無駄毛処理、メイク技術まで完璧に。
性格は外見どおりの控えめ清楚な美少女……と思わせて、自分×卒業生(男)で腐妄想を繰り広げるなど、そこかしこで危ない思考がだだ漏れ。
卒業生の方も、波戸の可愛さに動揺して振り回される描写が多く、コミカルでちょっと危ない展開が面白いです。

ちなみに腐妄想時には女体化した波戸が女口調で喋り続けるという描写になります。
若干TSF風味で面白かったです。

そして初登場時は微妙に感じた矢島。彼女もかなり面白かったです。
男の娘ひゃっほー!!と喜ぶげんしけん内で、唯一波戸の女装に反対している固物なのですが、波戸の性別が気になりすぎてスカートをめくりそうになってしまったりと色々空回り。
男が女装っ娘相手に赤面というの漫画は多いのですが、この漫画だと女の方が女装っ娘に空回るのが面白いです。
ムードメーカー吉武が、彼女の若干攻撃的な態度を適度なところでとめてくれるので、シリアスに行きすぎないのも良かったです。
気楽なオタ漫画+爽やか?大学生活の楽しいコメディです。
腐女子・BLといったネタが無理という方には向きませんが、オタ活動と青春ものが好きな方におすすめです。
既刊感想:げんしけん二代目の弐(11)/木尾士目 感想
関連記事:フダンシフル(1)/もりしげ 感想
※性別を隠して腐女子としてイベントに参加している女装少年が主人公のオタクコメディです。
前シリーズでも女装でコスプレネタがありましたが、第2シリーズではデフォルトで女装の人物が登場します。
以下該当キャラについてネタばれをしていますので、ネタばれが苦手な方はご注意ください。

げんしけん二代目の壱/木尾 士目/1~/青春/コメディ/オタク/女装/TSF?/女体化?(妄想内で女性化、該当シーンそこそこあり)
※10となっていますが、この巻からも読むことができます。
2006年に一旦完結した青春漫画の金字塔『げんしけん』。主人公・笹原の卒業とともに一度その幕を下ろしましたが、笹原の恋人となった荻上が会長になったところから、物語の続きが始まります。
大野やスーなどおなじみのキャラたちだけでなく、新入生たちが登場! コンプレックスを抱えた矢島、明るいキャラの歴女・吉武、そして超絶美少女に見えた波戸は実は……。クセのある新入生たちによる新たなる部室の物語。もちろん、斑目さんも大活躍ですよ!(公式紹介より抜粋)

前シリーズがとにかく好きだったので、キャラ一新の「二代目」には期待していなかったのですが、予想外に面白かったです。
前回は「くじびきアンパランス」という作中作を中心に据えたオタトークが多かったのですが、第二シリーズは第一話からいきなり腐女子中心BLトークに。
ある意味真逆の方向に行くのですが、和気藹藹とした雰囲気はそのまま変わりませんでした。
前シリーズ後半は割とシリアスな部分もあったのですが、二代目1巻ではそんなこともなく、漫画を描いたり喋ったり飲み会したりのサークル活動描写になっています。
登場するのは前シリーズからは、コスプレイヤー・大野、アニメ漫画の台詞を駆使する留学生スージー、変態男朽木、現役漫画家で部長の荻上、ツンデレ漫研部長、そして卒業生の斑目。
卒業生では斑目だけ出番はかなり多く、笹原達他のげんしけんメンバー達は、飲み会などでほんの少し登場する程度です。
さらに新入生としてきつい口調の矢島、明るいムードメーカー歴女・吉武、超絶美少女の波戸の3人が追加。
そして、実はこの超絶美少女の波戸が、女声まで使い分ける女装っ娘でした。

外見は可愛いのですが、中身はBLが好きで女のふりをしてまで「げんしけん」に入ろうとした筋金入りの腐男子。
元々は腐男子ということを誤魔化すために女装していたのですが、途中からは完全に女装自体が目的になり、スキンケアに無駄毛処理、メイク技術まで完璧に。
性格は外見どおりの控えめ清楚な美少女……と思わせて、自分×卒業生(男)で腐妄想を繰り広げるなど、そこかしこで危ない思考がだだ漏れ。
卒業生の方も、波戸の可愛さに動揺して振り回される描写が多く、コミカルでちょっと危ない展開が面白いです。

ちなみに腐妄想時には女体化した波戸が女口調で喋り続けるという描写になります。
若干TSF風味で面白かったです。

そして初登場時は微妙に感じた矢島。彼女もかなり面白かったです。
男の娘ひゃっほー!!と喜ぶげんしけん内で、唯一波戸の女装に反対している固物なのですが、波戸の性別が気になりすぎてスカートをめくりそうになってしまったりと色々空回り。
男が女装っ娘相手に赤面というの漫画は多いのですが、この漫画だと女の方が女装っ娘に空回るのが面白いです。
ムードメーカー吉武が、彼女の若干攻撃的な態度を適度なところでとめてくれるので、シリアスに行きすぎないのも良かったです。
気楽なオタ漫画+爽やか?大学生活の楽しいコメディです。
腐女子・BLといったネタが無理という方には向きませんが、オタ活動と青春ものが好きな方におすすめです。
既刊感想:げんしけん二代目の弐(11)/木尾士目 感想
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※性別を隠して腐女子としてイベントに参加している女装少年が主人公のオタクコメディです。
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