「第2回クラサン杯」参加作品に人間に変身する生物が登場する漫画登場（ネタばれ注意）

クラブサンデーにて開催されている、まんが系スクール学生の作品コンテスト
「第２回クラサン杯」参加作品に、人間に変身する生物が登場する漫画がありました。
「第２回クラサン杯」ページ：http://club.shogakukan.co.jp/kod/cs_cup_2nd.html
このページの第４週（5/17）更新分の中の一作が、人間に変身した生物が登場する漫画です。
該当するキャラクターはサブ主人公的メインキャラクターで、登場もとても多いです。
なお人or獣にそれぞれの要素が加わった獣人ではなく、獣→人の変身型の獣人です。
詳細については、重要なネタばれになるかと思うので改行しています。ネタばれ注意。











ネタばれ感想
該当は「落宙夢/フジワラノヨシユキ」という作品です。
物語は唐突な苑の飛び降り自殺。屋上から中空を舞う少女の、奇妙な友人への回想から始まります。
勉強はできるけど社交性はない。気持ち悪くて非常識。妙になれなれしい男・柊と、女子高生の苑。
柊に少しの気持ち悪さを感じながらも心地よかった２人の関係は、柊が姿を消したことで終わりを告げます。
そして数日後、苑は柊が姿を消した屋上から飛び降りる……という流れ。

特徴的な絵柄で最初戸惑ったのですが、読み終わってみると少女のあやふやで曖昧な心が反映されているいい絵だと思いました。愛想はいいのにどこか気持ち悪い柊も良かったです。
ハッピーエンドかは人によって分かれるかと思いますが、読後感も悪くありませんでした。

獣人についてのネタばれ。
奇妙な友人・柊の正体が烏です。
人間の姿と烏の姿、そして羽を生やした人間の姿で作中に登場。
人間時のどこか人と異なる違和感、苑との関係の描かれ方がとても良かったです。