2009年09月の記事一覧
- 2009/09/30 僕の彼女はサイボーグ(漫画版)/中村あきひろ(原案クァク・ジェヨン) 感想
- 2009/09/28 戦国アンソロジー 弐/スクウェア・エニックス 感想、新雑誌戦-IXA-予告
- 2009/09/28 ぎんぎつね(1)/落合さより 感想
- 2009/09/27 ボク×カノ/しまだ 感想
- 2009/09/26 葵DESTRUCTION!/井上和郎 感想
- 2009/09/25 めくるめく(1)/田丸さと TSF小ネタ感想
- 2009/09/24 阿鬼羅(1)/大塚志郎 感想
- 2009/09/23 魔法少年マジョーリアン(全3巻)/石田敦子 感想
- 2009/09/22 『TVアニメ戦国BASARA 公式ガイドブック』 内容紹介+感想
- 2009/09/21 キンクロ/戸田陽近 感想
僕の彼女はサイボーグ(漫画版)/中村あきひろ(原案クァク・ジェヨン) 感想
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2009/09/30 00:00:08
2009/09/30 00:00:08
![]() | 僕の彼女はサイボーグ (KCデラックス) (2008/10/17) 中村 あきひろクァク ジェヨン 商品詳細を見る |
※漫画版の感想になります。
※“彼女”はサイボーグではありません。最初から最後まで完全なアンドロイドです。
20歳の誕生日、祝ってくれる友達もいないジローは、街で“彼女”と出会う。最高に楽しい一日を過ごすが、誕生日が終わる頃、彼女は姿を消してしまい、それから会うことはなかった。1年が過ぎ、去年と同じように一人で誕生日を祝っているジローの前に、“彼女”は現れた。必ずまた会えると信じていたジローは喜ぶが、再会した彼女は何だか去年と違うような…。実は、“彼女”は未来から送り込まれたサイボーグだったのだ! (映画版あらすじより)
高い身体能力に感情の欠如、表情なども少なく与えられたプログラム通りの行動、肉体の損傷で機械部が覗く。アンドロイドという言葉から連想されるものに、忠実に作られた“彼女”が面白かったです。
ロボット三原則も常識も犯罪意識も欠如しているというのは気になりましたが、アンドロイドの女性を扱った漫画としてはそれなりに楽しめると思います。
ストーリーは、大怪我を負うはずだったジローが無事だったことにより生じたタイムパラドックスを、元に戻そうとする時間の遡及性に抵抗するため“彼女”がジローを守るというもの。
女の子が主人公を守る話も、タイムパラドックスものも大好きなので、ノリで犯しているような犯罪行為やいきなり男がマシンガン乱射などに引っかかりつつも、序盤はそれなりに楽しく読めました。
しかし、時間の遡及性という本筋がどっかに行ってからは、首を傾げずにはいられませんでした。
過去が変わったことで未来が分からなくなったはずなのに、“彼女”が未来に起こる災害を予測しているという前半との矛盾。
さらに予測している災害からジローを事前に逃がそうとしなかったというアンドロイドとしての矛盾。
そしてタイムパラドックスの危うさを解きながら、未来からの干渉で締めるラスト。
場面ごとの流れは良いのですが、物語としては破綻しているとしか思えませんでした。
また、トンでも展開の多さと、主人公が好きになれないこと(これは絵柄の要因も強いと思いますが)も、読んでいて手が止まった要因のひとつです。
キャラクターの言動の異常性とストーリーの矛盾は気になりますが、テンプレートなアンドロイド像を貫いている“彼女”を見るのであれば、面白い作品だと思います。
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戦国アンソロジー 弐/スクウェア・エニックス 感想、新雑誌戦-IXA-予告
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2009/09/28 19:46:50
2009/09/28 19:46:50
戦国アンソロジー
戦国アンソロジー弐/スクウェア・エニックス/アンソロジー/戦国時代
※裏表紙の執筆陣は、半数がイラスト参加のみで漫画は掲載されていません。
フルカラーイラスト10ページと読みきり作品11話収録。今回はスクウェア・エニックス関連で描かれている作家さんが多いですが、色目も鮮やかで華やかなイラストが揃っています。
読みきりの方は、前回のアンソロジーで描かれていた方+α。有名な方はいらっしゃいませんが、読みきりだから描ける滅びた軍の戦ぶりや、史実の隙間を突いたような物語は、とても面白かったです。前回好きだった方も何人か描かれていたのも嬉しい。ラストに作者紹介&戦国コメント付。
以下各作者の担当、作品感想です。
作者(代表作など)
タイトル/武将/内容/ページ数
並びは掲載順になっています。
鈴木次郎(『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』『うみねこのなく頃にEP2』)
表紙/真田幸村
水野英多(『スパイラル~推理の絆~』)
イラスト/片倉小十郎
ichtys(『シューピアリア』)
イラスト/織田信長
宮条カルナ(『アホリズム aphorism』)
イラスト/竹中半兵衛
赤井ヒガサ(『葬儀屋リドル』『キューカンバー×サンドイッチ』)
イラスト/明智光秀
方條ゆとり(『ひぐらしのなく頃に綿流し編/目明し編』)
イラスト/小早川隆景
加藤さやか(『戦国驍馬デュラハン(宮城県発伊達政宗アニメ)』キャラクターデザイン)
イラスト/上杉謙信
サイノワタル(文庫『陰陽ノ京』イラスト)
イラスト/上杉謙信(女性)
松下朋未
イラスト/石田三成+大谷吉継
スエカネクミコ(『放課後のカリスマ』)
イラスト/伊達政宗(少年時代?)+片倉小十郎
宮永龍
童の草2/猿飛佐助、真田幸村、○○○○/シリアス/30ページ
粗筋:前作の続き。少年幸村とその警護を命じられた佐助。ところが幸村が一人の青年を雇ったことから仲たがいを起こし…。
みもり(『地獄堂霊界通信』)
織田さんちの乱法師/明智光秀、森蘭丸、織田信長/コメディ?/4ページ
前回は森蘭丸+織田信長のイラストでしたが、今回は漫画での参加です。
粗筋:色々とストレスが溜まっている光秀と、善人だか腹黒だかよく分からない蘭丸。
松下朋未
I know you/石田三成、大谷吉継/ほのぼので、少しシリアス/26ページ
全てを自分でこなそうとする三成と、不真面目お気楽な吉継が、行方不明の名刀を探すが…。
江茂タツキ
戦国毒饅頭ハンベエ/竹中半兵衛、豊臣秀吉、蜂須賀小六、羽柴秀長、ねね、黒田官兵衛/12ページ
二頭身で腹の底から真っ黒な半兵衛に振り回される豊臣軍の話。前回の4コマの続きですが、未読でも問題はありません。
浅岡しゅく
乱世の華/立花統虎、高橋紹運/戦物/31ページ
島津軍に囲まれた高橋紹運の城・岩屋城。婿入りしていた息子・統虎が救援を申し出たが…。
おやまだみむ
月に祈る/山中鹿助、尼子孫四郎/ほのぼのした雰囲気でシリアス/18ページ
毛利との戦で滅んだ尼子家再興を目指す鹿助だったが、既に僧として生きていた孫四郎には再興の意志は無く。
宮崎13号
156救/ルイス・フロイス、ヤスケ、織田信長恒興/4コマ/8ページ
馬鹿4コマ。ヤスケが大変なことになっています。
アサミネ鈴
紅の城/仁科盛信、松姫、小山田大学、小山田昌行、渡辺金太夫/戦物/24ページ
武田最後の戦い。
藤川祐華(『湾岸二課』『ラジアータストーリーズ The Epic Of Jack』)
奥州烈華/義姫、伊達輝元、最上義光/シリアス/8ページ
1578年、柏木山にて。
壱井りか子
龍頭春を待ち/伊達政宗、片倉小十郎/シリアス/28ページ
味方にまでも氷のような言動で、鬼と怖れられる政宗。小十郎の言葉も届かず躯を積み上げて行く。
水井麻紀子
婚活!小松ちゃん!!/小松、真田信幸・幸村、本田忠勝/8ページ
小松が信幸を落とそうといろいろ画策してみる話。
最初にも書きましたが、戦国アンソロジーとしてはとても面白いです。特に高橋紹運の岩屋城での戦いと仁科軍の織田との戦いは、圧倒的に劣勢な状態であっても旗を掲げる武将達の生き様が、激しく熱く、また哀しかったです。
ただ、やはり豪華執筆陣を謳って中身は新人さん多め、という売り方は気になります。戦国アンソロジーが読みたい方にはお勧めですが、目当ての作家さんが1ページ(+戦国に関したコメント)だけでは、がっかりする人もいるのではないでしょうか。
11月24日は戦国アンソロジー戦-IXA-が発売されるそうですが、掲載されている作家陣で誰が漫画を描くのかが気になります。
予告ページに書かれていた作家
枢やな、水野英多、鎌谷悠希、鈴木次郎、七海慎吾、藤代健、真壁太陽、霜月かいり、みもり、蜷川ヤエコ、宮条カルナ、もち、藤川祐華、宮永龍、加藤拓弐、柳ゆき助 ほか
10/8 追記
戦はアンソロジーではなく新雑誌だそうです。
詳細はスクウェア・エニックスのHPに
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/pop/sengoku4/index.html内容は戦国時代・幕末・三国志専門漫画雑誌。表紙は枢やな(黒執事)でCMムービーも有ります。音声注意。
11/17 追記
アニメイトオリジナル特典のブロマイド有り。イラストは表紙の背景変えのようです。
詳細はhttp://www.animate-shop.jp/ws/commodity_param/ctc/book/shc/0/cmc/4124436より。
童の草2の○○○○はラストネタばれのため続きに。武将ではありませんが有名人です。
過去記事
戦国アンソロジー/スクウェア・エニックス 感想
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![]() | 戦国アンソロジー 弐 (ガンガンコミックスアンソロジー) (2009/09/25) スクウェア・エニックス 商品詳細を見る |
※裏表紙の執筆陣は、半数がイラスト参加のみで漫画は掲載されていません。
フルカラーイラスト10ページと読みきり作品11話収録。今回はスクウェア・エニックス関連で描かれている作家さんが多いですが、色目も鮮やかで華やかなイラストが揃っています。
読みきりの方は、前回のアンソロジーで描かれていた方+α。有名な方はいらっしゃいませんが、読みきりだから描ける滅びた軍の戦ぶりや、史実の隙間を突いたような物語は、とても面白かったです。前回好きだった方も何人か描かれていたのも嬉しい。ラストに作者紹介&戦国コメント付。
以下各作者の担当、作品感想です。
作者(代表作など)
タイトル/武将/内容/ページ数
並びは掲載順になっています。
鈴木次郎(『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』『うみねこのなく頃にEP2』)
表紙/真田幸村
水野英多(『スパイラル~推理の絆~』)
イラスト/片倉小十郎
ichtys(『シューピアリア』)
イラスト/織田信長
宮条カルナ(『アホリズム aphorism』)
イラスト/竹中半兵衛
赤井ヒガサ(『葬儀屋リドル』『キューカンバー×サンドイッチ』)
イラスト/明智光秀
方條ゆとり(『ひぐらしのなく頃に綿流し編/目明し編』)
イラスト/小早川隆景
加藤さやか(『戦国驍馬デュラハン(宮城県発伊達政宗アニメ)』キャラクターデザイン)
イラスト/上杉謙信
サイノワタル(文庫『陰陽ノ京』イラスト)
イラスト/上杉謙信(女性)
松下朋未
イラスト/石田三成+大谷吉継
スエカネクミコ(『放課後のカリスマ』)
イラスト/伊達政宗(少年時代?)+片倉小十郎
宮永龍
童の草2/猿飛佐助、真田幸村、○○○○/シリアス/30ページ
粗筋:前作の続き。少年幸村とその警護を命じられた佐助。ところが幸村が一人の青年を雇ったことから仲たがいを起こし…。
みもり(『地獄堂霊界通信』)
織田さんちの乱法師/明智光秀、森蘭丸、織田信長/コメディ?/4ページ
前回は森蘭丸+織田信長のイラストでしたが、今回は漫画での参加です。
粗筋:色々とストレスが溜まっている光秀と、善人だか腹黒だかよく分からない蘭丸。
松下朋未
I know you/石田三成、大谷吉継/ほのぼので、少しシリアス/26ページ
全てを自分でこなそうとする三成と、不真面目お気楽な吉継が、行方不明の名刀を探すが…。
江茂タツキ
戦国毒饅頭ハンベエ/竹中半兵衛、豊臣秀吉、蜂須賀小六、羽柴秀長、ねね、黒田官兵衛/12ページ
二頭身で腹の底から真っ黒な半兵衛に振り回される豊臣軍の話。前回の4コマの続きですが、未読でも問題はありません。
浅岡しゅく
乱世の華/立花統虎、高橋紹運/戦物/31ページ
島津軍に囲まれた高橋紹運の城・岩屋城。婿入りしていた息子・統虎が救援を申し出たが…。
おやまだみむ
月に祈る/山中鹿助、尼子孫四郎/ほのぼのした雰囲気でシリアス/18ページ
毛利との戦で滅んだ尼子家再興を目指す鹿助だったが、既に僧として生きていた孫四郎には再興の意志は無く。
宮崎13号
156救/ルイス・フロイス、ヤスケ、織田信長恒興/4コマ/8ページ
馬鹿4コマ。ヤスケが大変なことになっています。
アサミネ鈴
紅の城/仁科盛信、松姫、小山田大学、小山田昌行、渡辺金太夫/戦物/24ページ
武田最後の戦い。
藤川祐華(『湾岸二課』『ラジアータストーリーズ The Epic Of Jack』)
奥州烈華/義姫、伊達輝元、最上義光/シリアス/8ページ
1578年、柏木山にて。
壱井りか子
龍頭春を待ち/伊達政宗、片倉小十郎/シリアス/28ページ
味方にまでも氷のような言動で、鬼と怖れられる政宗。小十郎の言葉も届かず躯を積み上げて行く。
水井麻紀子
婚活!小松ちゃん!!/小松、真田信幸・幸村、本田忠勝/8ページ
小松が信幸を落とそうといろいろ画策してみる話。
最初にも書きましたが、戦国アンソロジーとしてはとても面白いです。特に高橋紹運の岩屋城での戦いと仁科軍の織田との戦いは、圧倒的に劣勢な状態であっても旗を掲げる武将達の生き様が、激しく熱く、また哀しかったです。
ただ、やはり豪華執筆陣を謳って中身は新人さん多め、という売り方は気になります。戦国アンソロジーが読みたい方にはお勧めですが、目当ての作家さんが1ページ(+戦国に関したコメント)だけでは、がっかりする人もいるのではないでしょうか。
11月24日は戦国アンソロジー戦-IXA-が発売されるそうですが、掲載されている作家陣で誰が漫画を描くのかが気になります。
予告ページに書かれていた作家
枢やな、水野英多、鎌谷悠希、鈴木次郎、七海慎吾、藤代健、真壁太陽、霜月かいり、みもり、蜷川ヤエコ、宮条カルナ、もち、藤川祐華、宮永龍、加藤拓弐、柳ゆき助 ほか
10/8 追記
戦はアンソロジーではなく新雑誌だそうです。
詳細はスクウェア・エニックスのHPに
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/pop/sengoku4/index.html内容は戦国時代・幕末・三国志専門漫画雑誌。表紙は枢やな(黒執事)でCMムービーも有ります。音声注意。
11/17 追記
アニメイトオリジナル特典のブロマイド有り。イラストは表紙の背景変えのようです。
詳細はhttp://www.animate-shop.jp/ws/commodity_param/ctc/book/shc/0/cmc/4124436より。
童の草2の○○○○はラストネタばれのため続きに。武将ではありませんが有名人です。
過去記事
戦国アンソロジー/スクウェア・エニックス 感想
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ぎんぎつね(1)/落合さより 感想
admin≫
2009/09/28 00:08:26
2009/09/28 00:08:26
![]() | ぎんぎつね 1 (ヤングジャンプコミックス) (2009/09/18) 落合 さより 商品詳細を見る |
ここは、とある町の小さな稲荷神社。
十五代目跡取・冴木まことは、不思議な能力を持つ神使の狐・銀太郎が見えるのです。
ですが、このお狐様、口は悪いしヤル気もない。
おせっかいな性格のまことは、その能力を人のために役立てようといたしますが…。
さて、神様の杜で、今日は何が起こりますやら――。 (裏表紙あらすじより)
神使の狐と女子高生のまこととの日常漫画です。
登場するのは神使の銀太郎、回想のみ登場する相棒狐・金太郎。よその神社の狛犬2匹に、亀の神使も1話登場します。
神使は登場しますが、あまり神様(の使い)漫画という雰囲気はなく、どちらかといえば獣人と女の子の恋愛未満な日常と、女の子同士の友情といったものがテーマになっているようです。
作中では、神様や稲荷神社の決め事といった内容は少なく、銀太郎が見えない宮司やおばあさん、大工など、人間視点からの神様との接し方が中心で描かれています。
神様を思う人の言葉は興味深く、また神社という舞台の雰囲気は伝わってきましたが、「神様」が登場する漫画としては、多少物足りなくも感じました。
たとえば、神使である銀太郎は、神様(の使い)というよりは狐の姿をしたでかい青年という印象のほうが強く、非常に人間くさいキャラクターで、思想的なことを積極的には語ろうとしません。
むしろ不思議なものが全く見えないまことの父親が、本質を見たような言葉が多いのが面白いです。
ぎんたろうの神使のお役目などといったことについては、今後に期待したいです。
ストーリーは、まことと友人の日常に、銀太郎が巻き込まれるというものが多いです。
まことは、銀太郎曰く「うるさい、すぐよいこぶる、おせっかい、バカ女」なのですが、彼女の性格をいい子ととるか、よいこぶりっ子と感じるかで、作品への印象が変わる気がします。
神様漫画よりは、高校生の女の子たち+狐獣人の、ちょっと不思議な日常もの作品が読みたい方にお勧めです。
ボク×カノ/しまだ 感想
admin≫
2009/09/27 00:02:23
2009/09/27 00:02:23
![]() | ボク×カノ (角川コミックス・エース 232-1) (2009/09/26) しまだ 商品詳細を見る |
勉強も運動も苦手な翔太郎は。憧れのクラスメイト・弥生とロクに話すことも出来ない内気な男の子。
ある日、腐女子の姉に連れていかれた同人イベントで、まんまと女装コスプレをさせられ、しかも偶然居合わせた弥生に女装姿を見られてしまった!!
嫌われたくない翔太郎は、自分は「しょうこ」であると嘘をついて友達になってしまい…!?
内気な女装男子が繰り広げる、ちょっとエッチなドタバタラブコメディ登場!! (裏表紙あらすじより)
女装っ娘萌え漫画を買ったら、変態ギャグ漫画でした。
おかっぱでちびでダメダメなオタク少年・翔太郎が姉の命令で女装させられます。
が、女装して4ページ目で、興奮してエロモード全開になるので、無理矢理女装させられて~という雰囲気はありません。
女装ページは全体の半分かそれ以上。服装はアニメキャラにアリス服、ゴスロリ、パンクにセーラー戦士(?)など。
パステルカラーの表紙が可愛いですが、正直中の絵はあまりうまくありません。かわいらしくはあるものの、時々バランスが気になるところも。
が、翔太郎の変態エロ暴走っぷりが酷過ぎて、そんなことが些細なことに見えてきます。
初女装で写真を撮られて興奮、パンチラ強制されては泣きながら股間を押さえ、果ては人に見られることを想像してイッた目で涎を垂らす始末。
実際に何かあるわけではないのですが、表情がとことんエロで下品です。なぜか毎回太腿が濡れているのも気になる。
女の子にしても、腐女子で「しょうこ」に惚れてしまう無自覚百合な弥生、性別を隠し男装して執事喫茶で働く植松さん、挨拶とともに翔太郎の服を引き裂く姉に、「ノンストップ!アウトドアコンバイン!!」と叫びながら執事を夜道で襲うお嬢様と、アブノーマルなキャラばかり。
そんな変態達のどうしようもない言動が炸裂する一方で、翔太郎・弥生・植松さんの三角関係は、それぞれの心も見せつつきちんと描かれているのが好印象でした。
特に、女装している翔太郎に惚れてしまうドジっ娘イケメン男装少女の植松さんが、男装という秘密を抱え、その葛藤から「仲間」である翔太郎に惹かれてしまうというのが切なくて良かったです。
また馬鹿漫画なのに「女装/男装」という行為が容易に支持されるばかりでなかったのも、現実的で面白く感じました。
下品で変態で801耐性も必要というアレな話ですが、ハイテンションな変態ギャグと女装・男装が好きな方にはおすすめです。
葵DESTRUCTION!/井上和郎 感想
admin≫
2009/09/26 00:00:00
2009/09/26 00:00:00
![]() | 葵DESTRUCTION! 井上和郎短編集 (2007/04/18) 井上 和郎 商品詳細を見る |
鮫島葵、38歳。バリバリの中年オヤジ。でも見た目は犯罪級の愛らしさ。
そんな父親を持つ息子・哲夫の苦悩と苦悶の日々を描き
大反響を巻き起こした伝説の人気作(問題作?)がついに単行本化!! (裏表紙あらすじより)
カバーを外すと、葵の萌えカット特集になっています。
収録作品
『葵DESTRUCTION!』 一見美少女な父萌え漫画。シリーズ全3話収録。
『古書店夜光奮戦記』 年月を経た本の化け物と戦う高校生のバトルもの。
『フルスクラッチ・エイジ』 元オタクのイケメンとガレージキットを作っている女の子の話。
『音禰のないしょ』 亡き父の道場を守る少女が妖刀を手に入れて…。
各話感想
『葵DESTRUCTION!』
ショタ父萌えの変態漫画。葵自身は「父親らしく!」と頑張っているので好き好んで女装はしませんが、第1話で女子の体操服、第2話ではウエイトレスの格好をしています。正体を知らない客(男)とのデートもあり。
ちなみに3話は全裸ですが、オヤジなので問題はありません。他にもデパート店員制服+猫耳と、哲夫の脳内妄想でウエディングドレスが1コマ。
葵の父親らしい言動と、どじっ子でチョコバナナ大好きで女の子な外見がアンバランスで愛くるしいです。通常モードのパーカー+半ズボンも可愛い。
オヤジとわかっていてもストーカーし続けるヤンキー達に、父親を守る一方で道を踏み外しそうになる哲夫の不幸も笑える楽しい作品でした。
作中に、もう一つ女装ネタがありますが、完全にネタバレなので記になる方は続きをご覧ください。
『古書店夜光奮戦記』
唯一の真っ当なバトルものです。色っぽく化粧が濃いお姉さんや、気色の悪い怪物など、絵柄も他の作品と比べて濃くなっています。
怪物は古書が具現化したものなのですが、戦闘中に発する台詞がすべて作中の言葉の引用というのが面白かったです。他の本だとどうなるのかが見てみたくなりました。
『フルスクラッチ・エイジ』
オタクをやめて女の子にもてまくりのエイジと、ガレージキットが大好きで周りに馬鹿にされてばかりのナナ美。
オタクでしかもガレージキットというディープなネタですが、とても好きな作品です。けして美少女ではないナナ美が一生懸命でまっすぐでかわいい。
ガレキ以外にも何かのオタクの人、そしてそういうのがさっぱりわからんという人に、読んでほしい漫画です。
『音禰のないしょ』
父の道場を守る少女剣士と妖刀の話。その妖刀は、女性に触れたり、肌を見ると固く大きくなるという・・・。
基本は王道和風バトルですがめっちゃ下ネタです。ラストの擬音は駄目過ぎだと思います。
音禰を「お姉さま」と慕う、ちょいエロな百合少女も登場。いちゃいちゃしています(笑)
続きは『葵DESTRUCTION!』のネタバレ女装ネタです。
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めくるめく(1)/田丸さと TSF小ネタ感想
admin≫
2009/09/25 00:00:00
2009/09/25 00:00:00
![]() | めくるめく 1 (BLADE COMICS) (2009/04/10) 田丸 さと 商品詳細を見る |
おばかで金持ちな美少年・有國(ありくに)と、真面目で極貧な不良顔少年・善(みよし)。
真逆な高校生コンビの、迷走爆走逆走な青春の日々!(裏表紙あらすじより)
表紙はぽわぽわした絵柄ですが、中は普通の等身の4コマ漫画です。
リーゼントやヤンキーがメインで登場しますが、全体的にきれいな絵柄だと思います。
TSFネタ:1巻収録の第17話で、気紛れ不登校のダウナー系少女と、無表情な根暗少年が、お互いの外見のキャラクターを作ってネットゲームに参加します。
実際はただゲームをやっているだけなのですが、作中では不登校少女のキャラが根暗少年の言動を、根暗少年のキャラが不登校少女の言動をするため、二人が入れ替わっているように見えました。
この状態で、第17話中、4本の4コマに登場します。
どちらもテンションが低く似たもの同士と思っていたですが、入れ替わったことによって、性格・性別の違いがはっきり感じられたのが面白かったです。
めくるめく1巻感想:ほのぼの日常系4コマと思いきや、貧乏神なども出てきて、ファンタジー要素も混ざります。ほのぼのゆるゆるではあるのですが、けして濃いキャラでもないのに妙に癖が強いので、人を選びそうな気がします。
はまる人にははまると思うので、購入を考えている方は、できれば帯だけでなく中身も確認されてから購入されたほうがいいと思います。
阿鬼羅(1)/大塚志郎 感想
admin≫
2009/09/24 00:00:00
2009/09/24 00:00:00
![]() | 阿鬼羅 1 (少年サンデーコミックス) (2009/09/17) 大塚 志郎 商品詳細を見る |
主人公・閻魔阿鬼羅(エンマアキラ)は中学生でありながら、日夜妖怪の犯罪と戦う妖怪刑事。
ひとたび妖怪による凶悪事件が発生すれば、阿鬼羅の体内に宿る必殺武器「カナボウ」が、悪を斬り滅ぼす最強の刃となる!
熱血妖怪退治物語、待望の第1巻! (裏表紙あらすじより)
人と妖怪の親を持つ半妖アキラが、妖怪事件専門・警視庁獄落署で、妖怪刑事として働くアクション人情コメディです。
鬼であるアキラを筆頭に、レギュラーでは幽霊少女・レイさん、クツの九十九神、カラスの妖怪が登場。
ほかにも同僚の雪女と(おそらく)ぬらりひょん、一話だけのキャラだと人魚に花子さん、河童・朱の盤・化け狸・自縛霊と、さまざまな妖怪が登場します。また特定の名前を持つもの以外にも○○の妖怪として、動物妖怪として登場。なお、作中では妖怪と幽霊の区別はありません。
絵柄は可愛らしいですが、河童・朱の盤・自縛霊などは、がらりと変化しており、気持ち悪く禍々しい姿をしています。多くの妖怪が登場するだけでなく、花子さんのルーツなど、妖怪豆知識もちょこちょこ紹介されます。
アキラが妖怪が起こした問題を解決するのが基本のストーリーですが、ただ妖怪を退治するばかりでなく、彼らが抱える問題を解決したり、学校の友だちと遊びに行ったりと、明るい場面も多いです。
表紙ではバトルメインに見えますが、実際は少年向けの明るく楽しい作品でした。
そして、なぜか全体的にコア層狙い(に見える)ヒロインが多いです。
生真面目なのに赤面症なロリ幽霊、ツンデレツインテの同級生、ノーパン人魚。加えて正統派美少女花子さん。少年誌の範疇ではありますが、サービスカットも多いような。そのうち獣耳なヒロインも登場しそうで楽しみです。
第3話では、メイド喫茶にアキラが女装して潜入。表紙だと男らしいですが、通常モードだと可愛い感じの男の子なのでとても似合っている上、ほぼ一話女装し続けていました。
ガッツリ妖怪漫画が読みたい!!という方には向きませんが、妖怪がたくさん出てくる漫画が読みたいという方、妖怪ヒロインに萌えたい方にはお勧めです。
クラブサンデーでは、現在1・5・6話が公開中です。
クラブサンデー該当ページリンク
関連記事:阿鬼羅(2)/大塚志郎 感想 / WEB連載 阿鬼羅18話「若頭・狐裕」でTSF小ネタ
魔法少年マジョーリアン(全3巻)/石田敦子 感想
admin≫
2009/09/23 09:31:28
2009/09/23 09:31:28
![]() | 魔法少年マジョーリアン 1 (アクションコミックス) (2007/04/12) 石田 敦子 商品詳細を見る |
イジメられっ子とイジメっ子、そんな上下関係が出来上がってたはずのイオリとマサル。なのに何故か突然2人して力を合わせて地球の危機を救うはめになっちゃった!? しかも女の姿で!? 魔女ッ子モノの常識を覆す、小学生男子から美少女に変身なジェンダーフリーバトルコミック!! (第1巻あらすじより)
女の子みたいな美少年・イオリと、いじめっ子で女嫌いのマサルが、2匹の宇宙人うさぎに大人の女性「マジョーリアン」に変身させられて、怪物イムドと戦うことになります。
マジョーリアン変身時は、苦痛を伴う変身の描写があるのが特徴的。更衣や入浴のようなTSF漫画らしいイベントはありませんが、TSFという設定がなければ描くことができないストーリーになっています。
2巻では体も心も女性化する敵によって女性化され、それを隠して学校に通うという展開がありました。外見は変わらなくても、精神が女性化したマサルに対し周囲の反応が変化するのが面白いです。
また宇宙人うさぎには性別がなく、小学生の男の子や女の子、どちらにでも自由に変身することができます。変身してもうさぎの耳はついたままでした。
この作品では、男か女かまだ曖昧な小学生を性転換させることで、肉体だけにとどまらず男女の心の性差を描いているのが特徴だと思います。
また女性から女性へ、少年から少年への同性愛要素も入れることで、女であるということはどういうことか、男であることはどういうことか、また「自分」であるというのはどういうことかを問いかけています。逆を言えば、曖昧な性差という主題の為の「小学生」という主人公であって、中身はけして子供向けではない辛辣なファンタジーになっています。
魔法少年マジョーリアン!小学生のイオリとマサルが魔女っ子に変身して地球を救う!!などと書くと明るい正義のヒーローもののようですが、実際はシビアでアブノーマルな作品です。
女嫌いなのに「女のような」イオリに変態的な気持ちを抱いて苛めてしまうマサル、男性を嫌い変身したマサルに憧れを抱く長女、7つ下の小学生の男の子に恋をしてしまう次女、弟を偏愛し性的ないたずらをする三女。
それぞれの、変態的でだからこそ追い詰められた感情が、危うくインモラルな空気を漂わせ、時にばけもののような牙をむき出しにします。
「誰かを好きになっても 自分を好きでも 人は みにくい ばけもの」
モノローグの言葉がそれを象徴するようでした。
恋愛はそんな風ですし、マサルのイオリへのいじめはあるし、子どもの叫びたいような悩みも感情も、笑って切り捨てる宇宙人うさぎの言葉は気持ち悪いし、暗く心臓をじくじくと刺す他人への嫌悪や自己否定は多いしで、暗い漫画という印象が強かったです。
ですが、それぞれの心の暗部を切り拓く中で、ジェンダーと自分、そして誰かを好きになるということへの変化が訪れます。
扱われているテーマはどれも重いですが、物語の中で子供たちの変化を確かに感じることができる、すばらしい作品でした。
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『TVアニメ戦国BASARA 公式ガイドブック』 内容紹介+感想
admin≫
2009/09/22 00:01:00
2009/09/22 00:01:00
TVアニメ戦国BASARA 公式ガイドブック
表紙の『戦国BASARA』の文字が浮き上がっているのが凝っててうれしい。裏表紙は幸村+佐助です。
滾る魂の激突を完全収録!
○むとうやすゆき(シリーズ構成)による全話解説!
○大久保徹(キャラクターデザイン)による武将設定秘話!
○描き下ろしピンナップを含む美麗イラスト!
○愛に溢れるCVコメント集!
○BASARAワールドを構成した作画&美術を徹底解剖!(帯より)
全125ページ、うちカラーは111ページ。
各章のタイトル、ピンナップにあわせた文章、真面目なようで馬鹿も入ったキャラクター紹介に語録など、非常に丁寧に作られていると感じました。
また脚本のむとうやすゆきさんの熱すぎる解説は読んでいて面白く、各話30ずつほども提示しているカットや美術ボードは眺めているだけで楽しいです。特に美術ボードは、アニメでは一瞬ほどしか映らないものもありましたが、本当に綺麗で、それこそ切り取って飾りたいくらいでした。
声優さんへの質問や、各原画家さんごとの原画紹介など、アニメ『戦国BASARA』に携わった方のことがより感じられるのも良かったです。
なお、この本にはキャラクター紹介などでもラストのネタバレがありますので、DVDでご覧になられている方はご注意ください。
内容紹介は長くなってしまったので、お手数ですが続きからご覧ください。
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声優さんへの質問や、各原画家さんごとの原画紹介など、アニメ『戦国BASARA』に携わった方のことがより感じられるのも良かったです。
なお、この本にはキャラクター紹介などでもラストのネタバレがありますので、DVDでご覧になられている方はご注意ください。
内容紹介は長くなってしまったので、お手数ですが続きからご覧ください。
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キンクロ/戸田陽近 感想
admin≫
2009/09/21 10:31:52
2009/09/21 10:31:52
![]() | キンクロ (ヤングチャンピオン烈コミックス) (2009/08/20) 戸田 陽近 商品詳細を見る |
美浦の安東厩舎にやってきた二頭の良血牝馬、ヒカリタンポポとリリィ。
しかし、その天性の才能とはウラハラに、競走馬としては欠陥だらけ。
さらに、新米厩務員の間瀬晶(ませ あきら)は、馬の女の子が好きみたいで・・・・・・。
一方・・・南関東では、中央から移籍してきた一頭の牝馬に注目が集まっていた。(裏表紙あらすじより)
表題作『キンクロ』が5話(118ページ)、『鬼脚のイロハ』が3話(60ページ)、読みきり『鬼門の番人』(22ぺージ)が収録されています。
『キンクロ』
表紙だと後ろの子が機械耳+しっぽ風髪の毛にも見えますが、実際はちゃんと馬耳+馬しっぽになっています。
ばかでお気楽なヒカリタンポポと人間嫌いなリリィがとても可愛いです。他にもショタ馬のガンバや、他の牧場の馬など複数の獣人が登場します。
この作品でなぜ「馬」が人型なのかは分かりませんが、とにかくこの世界では「馬」が人の形をしています。
知恵もあり、言葉を話すこともできるのですが、扱いは実際の世界の競走馬と全く変わりありません。厩舎で暮らし訓練をし、レースに出場します。
言動は人間そっくりですが、根本的な考え方で人間との相違(裸への羞恥心が無いなど)がありました。
服装は、露出に特化したプラグスーツみたいな服装、時々スク水や体操服。水浴びや鞭打ち、種付などのエロに加えて、変態漫画らしくショタ率も高めです。
競馬ネタが多く、競馬用語(ダービーの名前や競走馬の指導方法など)も随所に飛び出しますが、全て補足されていますので、競馬が分からない私でも楽しめました。
逆に競馬に詳しい人は、もっと楽しいかと思います。
ただ、可愛い馬少女といちゃいちゃするだけの萌え漫画と思って買うと、地雷になる可能性もあります。
扱われ方は現実の競走馬と同じなので、種付のシーズンや走れなくなった場合は競走馬と同じ運命をたどります。
人間の少女ならば、いくらでも萌え展開に発展させられる所を、あくまで馬と同じ扱いで処理をする。
「馬」たちの人間のような外見に、絵柄の可愛らしさとが相俟って、独特の違和感が残りました。
連載が続いていれば、心臓に残る毒やトラウマを作り出す迷作にもなったかもしれません。
濃い獣人ものが好きで、ロリ絵+変態+エロス(+競馬)という組み合わせがはまる方にはお勧めです。
他作品感想
『鬼脚のイロハ』
南関東を舞台にした女の子馬の競馬漫画です。
馬の女の子と馬の女の子大好きな厩務員の青年という設定は同じですが、『キンクロ』よりも軽いエロコメディになっています。なお、『キンクロ』とは設定のみ同じで、互換キャラなどは登場しません。
こちらは競馬のシーンも多く、ジェットエンジン噴射などもあり『キンクロ』より派手なエンターテイメント作品です。
『鬼門の番人』
異世界から訪れた「鬼」を倒すため、日本刀を持った少女が戦うシリアスバトル(+エロ)。
「鬼」と呼んでいますが、巨大な悪魔型ゴジラのような外見でした。
続きは『キンクロ』ネタバレ感想です。
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